2017年11月 無鄰菴へ

京大病院に検査結果を聞きに行った後、無鄰菴へ。南禅寺界隈別荘群のひとつ。

東山を借景に作られた庭を撮影したかったのに、中に入って、びっくり。庭師さんたちが手入れをしているではありませんか。受付で何も言われなかった。こんなの、ひどい。
美しい庭は手入れあって保たれるもの。だからといって、客がいるときに道具散らかして景色乱して、なんだかなあ。桂離宮は休みの日に集中させているのですよ。なのに、京都市管理下の無鄰菴、ちょっと雑じゃあ、ないかしらん。せめて入館前に受付で告知するとか、手入れ日は割引価格にするとか、配慮が欲しいですよねえ。

というわけで、紅く染まった借景の庭撮影は泣く泣く諦めかけたところに、今度は観光客が数十人単位でやってくる始末。あーあ、最悪。お見せできるのは、団体客に襲われる直前の、縁側に佇む姿のみでございます。

などとブツブツ思って外に出てみると、すばらしいサプライズが待っていました。な、なんと、小川勝章さんが佇んでいるではありませんか。無鄰菴の作庭をした七代目小川治平の末裔です。先日、「明日の京都文化遺産プラットフォーム」フォーラム「古都の借景」のパネルディスカッションでご一緒したばかりの、その小川さんに、無鄰菴の前で遭遇できるなんて――。
こんな偶然って、ちょっと素敵。なので、強引に記念撮影させてもらいました。小川さん、ありがとう。

2017年1月 熊谷好博子の本振袖で、かわの屋20周年@明治記念館

かわの屋さんの20周年祝宴が明治記念館で開かれました。かわの屋さんで頂いた和服は数知れず。悩んだあげく、二十歳なのだから、本振袖を選んだ私。熊谷好博子さんのカトレヤ。帯は丸帯。自分で結ぶには短いので、プロに結んでもらえるときに浮上します。草履は祇園ない藤。

でも、会場に行ってみて、この選択が失敗と気づきます。作家の先生方がたくさん出席されているではありませんか。わあ、秋山先生のお顔も! だったら、先生の作品を着てきたのに。小石丸を貝紫で染めた作品には、まだ袖を通していないのです。茶席は無理だし、パーティでもワインをこぼしたら怖いので、桐の箪笥にしまわれたまま。

往きは大雨。かえりはピーカン。なんという着物泣かせなお天気だったことか。レインコートの袖に本振袖入れ込むの大変なんです。
祝宴終了後、記念館の中を探検。結婚式場は、こんなに厳かな雰囲気なのです。ピーカンがゆえの強い陽ざしが、いい感じ。

2017年11月 鷹峯の人混みにびっくり

 

鷹峯に行ってみました。もう少し早いほうがよかったかも。しかしながら、あまりの人混みに、写真どころではありません。虹を拝んで帰ってきました。帯は母の箪笥にあったもの。この結城には、きつい組み合わせだったかもと反省しております。
帰りに、椅子の展示会最終日へ。もう片付けモードに入っておられました。ぎりぎりで、ごめんなさいね。