2018年6月 京都の中のNYへ薔薇の帯を締めて

最近席拓きをした茶友の月釜の後ビールを飲みたい、というリクエストに応えて、河原町御池のルーフトップバーへ。背後に見えるのは、ホテルオークラ(京都ホテル)。15年ほどの前にNYで流行ったルーフトップバーを思わせるこの店は、かつての島津製作所のビル。17時前についてしまったので、まずは1階のカフェでビール。

2018年6月 オレボレブラのワンピ@イノダ

暮らしているところから、イノダ本店はあまりに近く、友人はイノダにやってきて、私を呼び出すことがある。そんな折、気楽に着られるワンピ。北山通にあるオレボレブラブティックは、ブタモチーフのお洋服がいっぱい。ブタさんに抵抗あったので、最初は黒のワンピから。やがてブタさんがたくさん書かれた夏物をセールで買い込むはめになるのです。

2018年6月 薔薇の帯が似合う洋館

空襲で壊滅しなかった京都には、気になる洋館がいくつか残っている。麩屋町蛸薬師にある革島医院もそのひとつ。

あめりか屋京都支店首藤重吉の設計により、1935年(昭和10年)に造られたという。

薔薇の花が咲いているのを見て、薔薇の帯を締めた日に通ってみた。レトロ感満載で嬉しい。

 

2018年6月 京都薪能へ 月星梟文の帯で

毎年、6月初めに京都薪能が開かれます。平安神宮本殿手前に能舞台が作られ、戦後すぐからずっと続いている催し。

次第に暮れなずみ、途中の火入れ式を経て薪能になっていくのも楽しみのひとつ。

こういうときに備え、羽衣と般若、翁と、能の帯を持ち合わせている私だが、今回の演目と合わないので、帯どめで逃げることにした。帯のお太鼓はフクロウ、前は星もしくは月。きものは、観月の折に重宝している母のお召し。月が写っているように見えるので。

 

2018年6月 芥子の花

とある祝宴のために京都にやってきた漫画家のさかもと未明さんを訪ねて、グランド・ハイアットへ。ホテルなら芥子の花で大丈夫と思ったのだが、この後訪れた金毛院で、同じようなタッチで描かれた芥子の花の額を見た。仏教では芥子は良く描かれるのですね。

2018年5月 ローブモンタントもどき

明治維新以降、皇室の正式参拝はローブデコルテと定まりました。戦後、長袖でもよくなり、ローブモンタントをお召しになられます。神社の参拝には、和服を目指す私ですが、早朝遠出する場合は、洋服にすることがあります。できるだけ神職さんに近い配色にするか、あるいは、ローブモンタントもどきで。この服は、鳥居ユキさんによるもの。薔薇が浮き出るのが嬉しい。シスターのようでもあり、欧州の教会でのミサにも着てゆけます。バチカンに行ったときに、これがあったらなあ。

2018 年5月 カキツバタの帯@根津美術館

京都の大田神社のカキツバタに感激して、しかし、東京の根津美術館に行くと、さらにびっくり。

光琳などの展示が毎年あるのだから、手入れに余念がないのだろう。が、それにしても、ここまで見事に咲き誇るとは。

昨年みつけた帯は、このためにあったのかと思うほど。京都の花街では無粋と言われるでしょうが、しかし、景色の中に溶け込みたい私です。お許しを。