漫画家さかもと未明さんのコンサートへ

漫画家さかもと未明さんのコンサートへ行ってきました。
会場に出向くの、コロナ渦になって初めて。
膠原病で指が動かなくなると宣告された未明ちゃん。
筆を持てないならと、表現者として歌うことを選び、
精進を重ね、すばらしいコンサートになりました。
劇的に歌が上手になっていて、びっくり。
詳細は産経新聞の記事を読んでね。
https://www.sankei.com/entertainments/news/201029/ent2010290003-n1.html?  fbclid=IwAR1f3koecYmSG8e6pvoD8jikxbs8gx31V317EMpPJRRyulEZAzLE6axm1AY
CD発売記念のコンサート会場には
ひとつあけて私の隣には写真家の安珠さん、正面には作曲家の三枝成彰さんなど一流どころが集い、
「パール兄弟」のサエキけんぞうさんにも再会。
コロナ禍はじめてのコンサートを堪能しました。
クリヤマコトさんのアレンジと演奏がすばらしいので
とてもとても完成度の高いアルバムです。
ぜひ、聴いてみてね。

 

九州の隠れ宮へ 龍の帯を締めて

かつてエンジン01のオープンカレッジが延岡で開催された折、高千穂を訪れているのだが、ある人には、こう忠告されていた。大勢の人々が押し寄せて荒らされ、高千穂は既に祓いの力は弱まっている。さらに奥にある、日の宮への参拝を勧める、と。

あれから5年、ようやく実現した。本州の人間にとっては、果てしなく遠い場所である。なのに、この日も訪れる人は少なくなく、勧められた5年前より気が乱れつつあるかもしれない。しかし、古代からの神々にご挨拶できたことが嬉しい。感謝を伝えられたことで幸せな気持ちになった。

買ってから、ずっと眠っていた龍と宝尽くしの帯を締めてみた。暑くて暑くて着物は単衣。

氷室啓介さんのお店

東京滞在中、西麻布2丁目のバス停で降りてみると、氷室さんあてのお花がいっぱい。先日、テレビで還暦というニュースを見たばかり。

ここで何があるの?と訊ねてみると、氷室さんのお店なのだという。あら、西麻布の住処の前にある秘密クラブのようなお店は、氷室さん経営だったのだったね。

HPを見ると、リーズナブルな値段設定。たが、バースデイウィークは予約でいっぱい。別の機会に来てみよう。

追伸:そういえば、かつて同じ建物にあったフルトシに、布袋さんをお連れしたことがあった。BOOWYと因縁のある土地かもしれぬ。

母のお召しで、未生流笹岡京都支部展、其中庵にて研究会、「月を愛で、月とあそぶ」@梅田阪急

華道未生流笹岡お家元と。私は撮影の瞬間だけマスクをはずしております。

この季節に、東山の青蓮院にて未生流笹岡社中の京都支部展示があり、同時にホテルにて家元を囲む会が開かれます。例年なら、会でご一緒した女将さんたちと青蓮院に向かうところですが、コロナ禍の今年は囲む会が中止。一人で作品の展示を拝見させていただきました。

なにせ、この日は予定がパツンパツンに詰まっていたのであります。まずは福王子神社近くの其中庵にて研究会。東から西へ。一人タク安くないので東西線で太秦天神川へ。そこからタクシーで北上。すばらしい茶道具の数々にため息。

続いて大阪へ。烏丸から阪急に乗って梅田阪急に向かい、7階のコトコトスクエアを目指したのであります。写真の2つの黄色い椅子、お月さまなんですよ。「月を愛で、月とあそぶ」というコンセプトで、作家による作品を展示。器や小物を用いたコーディネートの数々に目移りします。さすが14th MOONのプロデュース! 最後の写真、私の映っている鏡にはウサギが2兎。毎年の月見仕様にくわえ、再来年の干支に備えて買ってしまうかも。遊び心満載の作品は眺めているだけでも楽しくて、あれもこれも欲しくなるのですが、すぐに決められないのが難。開催日あとわずか、6日までですので、ぜひ。

追伸:着物は母のお召し(単衣)。夜空に浮かぶ月に見立てて選びました。帯は綴れ。20代のころに締めていました。真ん中の黄色が月に連動しているつもり。

 

神泉苑のお月見

祇園祭ラバーにはお馴染みの神泉苑では、毎年、観月法要が執り行われます。神泉苑は二条城の少し東にあり、祇園祭の折には、お神輿に遷られた八坂神社の神さまは、ここに寄られ、神仏習合の一面を見られます。コロナ禍の今年は、密になる神輿が出なかったので、神さまは神馬に乗っておられました。

ここの池には空海がインドから連れてこられた善女龍王という龍神さんがおわしますはず。写真は、お社の横から撮影しました。お堂には、観音様、不動明王、弘法大師が祀られています。

西の大覚寺では船に乗船して、東の智積院では僧侶による声明を聞き、瞑想「月輪観(がちりんかん)」を体験。神泉苑の観月会は今年初めて。法要のあと、境内で音楽が奏されます。中秋の名月と満月の2日にわたって煌々と輝いていたお月さまは、あいにく雲に隠れていたのは残念でしたが。

いずれも空海ゆかりの真言宗のお寺ですね。空海は、満月を悟りの象徴としました。悟りとは、自分の個性と可能性が最大限に花開いた状態で起こる究極の自己実現。とすれば、満月はその鍵となると、空海はとらえたようです。悟りの境地がいまだにわからない私ですが、満月の夜に瞑想を試みるうち、いつか体得できるかも。まだまだ・・・。

中秋の名月2020

皆さまは、この美しい月を、どこでご覧になられたでしょうか。
私はといえば、当初は東京で過ごすはずが予定変更。京都にとどまり、しかし、観月祭を楽しめるほど雅びモードでもなく、ひたすらPC前に張り付き状態。途中、ベランダに出て、東の山に出でし月を眺めるのがせいぜいで、虫の音に癒されて寝落ちしそうになったのでございます。
追伸:最初はスマホで撮影していたものの、途中から欲が出て月のアップを Canonのカメラに収めてみました。

重陽節のアフタヌーンティは菊尽くし

先日、重陽節(菊の節句、秋の雛)の飾りつけ前で菊の着物姿写真をアップいたしましたが、アフタヌーンティーのおもてなしもご紹介。

ティポットの上には真綿。夜露を含ませるため菊の花に載せる「着せ綿」を連想させます。お皿に描かれた菊の上に、カヌレを載せて。サイズもぴったり。

旧暦の重陽節は、10月25日。こんな茶話会を今から企画されてもいいかも。

蛸薬師でタコのパスタ

蛸薬師通のイタリアン「アルコ」。ちょっとマイブーム。美味なパスタは数あれど、とろっとろっに煮込んだタコのパスタが一番の好物。結局これを注文してしまう。

この日は一人だったのでカウンター席。あれ?タコ足のボトルを発見。オリーブオイルが入っていたが、日本ではもう売られていないらしい。残念。

和久傳とディズニー

長袖の服が必要なこの日、UNIQLOの子どもサイズのパーカーを羽織ってでかけました。お彼岸過ぎたら、急に涼しくなりましたね。衣替えせんとあきまへん。

堺町の和久傳に寄ったら、もう、おせちの受注が始まっていて、びっくり。季節は確実に進んでいて、あっという間に今年が終わりそう。

あ、TシャツもUNIQLO。キッズサイズ。最近、アパレルのディズニーとのタイアップ増えていますね。なかでもUNIQLOのは、こんなに安くていいのか悩んでしまう。ロットが多いとはいえ、ディズニー側もライセンス料下げたのかも、と勘繰ってしまいます。かつてICEBERGのセーターに13万円も投じていたのが嘘のよう。

実は私は101コレクター。講談社のディズニーファンにも載ったほど。幼いころは、筆箱下敷きにくわえ、手袋も101を持っておりました。

久しぶりに101を見かけたのは1989年、玉川高島屋SCにあったICEBERGのショップで。ショールームに子犬の傘が広げてあり、中に誘われたのであります。時はバブル。子犬、親犬、クルエラが編み込まれたセーターは、すべて13万円くらい。子犬を刺繍した革ジャンにいたっては、35万円ほど。喉から手が出るほど欲しかったけれど、テレビでもまだ薄利多売のレポーターの私にその財力はなく、断念したのでした。

ところが、ソ連崩壊直後のモスクワで、その革ジャンを見ている女性をみかけたのです。羨ましかった。同時に、不思議だった。つい2年前まで一般市民は国から出られず、物のなかった共産圏でICEBERGを着ているなんて、どういうこと? 西欧人の入国も簡単ではないゆえ、彼女はおそらくモスコビッチのはず。美人ではあったが特権階級のお嬢さまには見えず、おそらく外国人にプレゼントされたインターガール(外国人相手の娼婦)ではなかったかと推察しておりました。追いかけて、売ってくれと言いたかったくらい。

コレクターの性と申しましょうか。ディズニーの中でも滅多に商品化されない101ファンの私は、どんな些細なものでもそれを探す目になっておりました。ある日、名古屋の問屋街で紙製衣装ケースを見つけ、折り畳み袋入り状態を持参して、京都の和久傳に向かったのであります。東京に送るにもロッカーに入れるにも、長すぎる状態だったため、そのまま直行。それを見た大女将が、飽きれて仰け反ったのは、皆さん想像に難くないと思います。メインキャスターを勤めていたNHKナイトジャーナルに御出演頂いたご縁でした。

たまたま101を纏ったこの日、私の足は和久傳へと向かったのであります。もちろん女将さんは不在で会話はなかったのですが、しかし、いまでも、時々あの日の違和感が蘇るようで、こう言われるのです。「あのときのスヌーピーが・・・」。いえいえ、あれは、101匹わんちゃんなんですけど・・・、と心中でつぶやく私でございます。