2017年3月 法要の装い:祖母の十三回忌は提婆品の帯で

3月11日は祖母の十三回忌。厳島神社に清盛が納めた平家納経の提婆品(写真左)をモチー祖母十三回忌 IMG_3171-minフに織られた帯をデビューさせました。法華経の十二品「提婆達多品」は、女人成仏を謳っており、祖母の成仏を願う意味もあります。
提婆品この重厚な帯に合う色無地が我家にはなかったので、京都で誂えました。七回忌までの法要には派手かとも思ったのですが、親戚だけが集まる十三回忌の法要であり、普段はお茶席で着るだろうと考えての選択。これ以外に、チョコレート色、ラピスラズリ色、深緑も候補でした。チョコ色はお茶席でよく見かけるので止め、ラピス色は華やか過ぎるので止め、結果、北極星の色にした次第。地紋は、高野槙。めずらしいですね。
色無地は、すでに京都と水戸で着ています。鳳凰の帯以外にもいろいろ合わせやすいので、満足しています。