蝶が織られた色無地。一つ紋。例によって、嫁入り道具として母が用意してくれたものですが、一度くらいお茶会で着用したでしょうか。どんな玉の輿に乗るかもしれぬと誂えてくれていたのに、普通の人と結婚したので、母の情熱はさめてしまいました。狭いマンション暮らしゆえ、和服は実家に預けたまま。披露宴に出るとき以外、私に和服を着せようとはしていませんでした。面倒ですものね。
蝶文が子どもっぽい気がして、自分で和服生活を始めてからも袖を通していませんでした。でも、いまとなっては、貴重で、面白い地紋ですよね。今年は27度を超える5月から着られる気がしています。
葵と色が同じなので、これを纏って葵祭の最後を飾る献茶式に行ってみようと思ったのですが、都合がつかず、断念。備忘録として、アップしておきます。
2016年5月 備忘録
2016.05.22