洛中の紅葉は未だ未だ。京都を訪れた人に紅葉をお見せするには、はるばる神護寺まで歩を運ばねば。
ところが、遠かったのです、バス停から。初めてだったのですけど、私が訪れたのも。真言宗だから昔は修験のお寺だったのでしょうね。下って登って、さあ大変。歩きにくいのなんのって。
なのに、和服で出かけた私。アホでしょ。でもね、玉砂利には草履のほうが歩きやすいのも確かなんです。しかも、履いていたのは下駄草履と呼ばれるもの。下は桐で出来ているので、軽いんです。裏は滑り止めになっているし。だから、周囲が思うほど、苦しくはないのです。スニーカーほど機能的ではないけれど。
2014年11月 神護寺の紅葉を観に栗の帯で
2014.11.15