汗ばむほど暑く陽射しが強かったこの日、鶸萌黄の無地に葵文(上賀茂神社の神紋)の帯を締めました。お香なのだから、誰が袖文とも思ったのですが、うまく結べず、締めなれた帯にしたわけです。
上賀茂神社で志野流の献香祭が執り行われるのは、組香のひとつ競馬香が、5月5日に上賀茂神社で開かれる競べ馬から来ているからです。境内には埒が準備されていました。その様子を眺めながら、久しぶりにお家元とお話ができて、嬉しかったです。
一部、枝垂桜も残っていましたが、概ね眩しい若葉に包まれた境内。ならの小川の水を求めて、鷺が舞い込んでいました。鴨川から飛んでくるようですが、人間に対してあまりに無防備なのに、びっくり。
2014年4月 献香祭は鶸萌黄の無地に葵文の帯で
2014.04.27