2014年4月 京都御所「拾翠亭」へ中振袖で

捨翠亭 玄関1DSCN0258穀雨、そして復活祭ののこの日、京都御所にある拾翠亭でのお茶会に招かれました。ここは、かつて九条家のお屋敷だったのです。
いい歳して中振袖でもいいでしょうか、とあらかじめご亭主にご了解をとりつけておりました。 過去に東京で2度、パーティで着ていますが、お茶席で着てみたいと考えていた着にじり口 1 アイフォン201404 063 (2)捨翠亭 庭物です。藤もスミレもぼたんも芙蓉も菊も葉鶏頭も描かれ刺繍されている百花繚乱。復活祭にふさわしいかも。でも、実際の花々が美しいこの季節のお茶席には華美すぎる。淡い色の付下げにすべきではないかと当日まで迷いました。
お菓子やお軸、花器など若手クリエータによるお茶席と聞いていたので、伊達襟もつけず、帯も袋ではありませIMG_2525ん(つづれではありますが)。少しレトロな空気を楽しみたいと考えました。この着物に乗せて合う袋帯は、濃い色しかなく、春には重い感じがしたのです。お薄席の後、別の茶室も見学させて頂き、にじり口にて撮影です。
実は箔が落ちてきそうだと指摘されて、お金をかけて直しを試みています。それに、この着物サイズに緑の襦袢を新調したばかりだったのも、この着物を着たかった理由のひとつ。過去は成人式の本降り袖の襦袢を折って着ていたのですが、振袖は襦袢を折ると目立つので。
袱紗は紫根染。草履は成人式の時のをぜんやさんで鼻緒だけ取り替えたもの。髪の三つ網カチューシャは便利。ウクライナの元首相のティモシェンコ女史的に見えるのに抵抗がありますが、最近、NYではこのスタイルが流行っているようです。