2014年2月 叶匠寿庵にて

1通のメールが舞い込み、叶匠寿庵さんに伺いました。「喫茶店感覚のお茶会です。日ごろは入れない茶室ですので、ぜひ」。
叶匠寿庵さんを訪れたことはなかったので、午前の仕事を終えて、気軽に出かけた私です。哲学の道近く  ということでタクシーを呼んだのですが、迂闊にも京都マラソン開催日であることを忘れていて(ドライバーも)、大回りする羽目に・・・。
「喫茶店感覚」の一言に気をよくして、幾何学文のお召ででかけたのですが、やわらか物に梅の帯を纏えばよかったなあ、と少し後悔。なぜって、陽射しが春めいていて、春の訪れを実感したから。しかも、中村外二さんの手なるお茶室は魅力的で、そこに寄せてもらうには、茶道的なる着物がふさわしかったのです。
写真撮影は、お薄と立礼のお席が終わってから、待合の存在に気づいて。なので、古帛紗も懐紙もしまっております。お茶席のお菓子が叶匠寿庵製であることはもちろん、桜餅を家に持ち帰りダブルで春を味わわせていただきました。