勘九郎さん襲名披露二月大歌舞伎千秋楽。久々この着物に袖を通しました。母が若きころ、「週刊朝日」の取材で着用していたもの。といっても、モノクロ写真でしたけど。
帯は初物。母の箪笥にはこの着物にしっくりくる帯が残っていなかったため捜し歩き、最初に候補とした帯です。その後、トランプ帯に出会い、これまで締めないまま。不思議なタッチで牡丹と水仙と桜が描かれ、刺繍されています。着物は自分で着て、髪と帯結びだけ美容院でお願いしたのです。水仙を出すために、この結び方に。そういえば、先代勘九郎最後の舞台に着用した着物といえば、2010年4月と同じ組合わせ。12月の寒い日でした。
2012年2月 勘九郎襲名披露
2012.03.01