2017年4月 建仁寺四頭茶会へ

茶道をたしなむ人なら一度は行ってみたい建仁寺の四頭茶会。今年、初めて伺いました。

建仁寺を開いた栄西禅師。毎年4月20日の降誕会に、四頭茶礼が行われます。京都の無形民俗文化財に指定されてもいます。
拝服券は、四頭茶会の本席 のほか、薄茶席が 2 つ(裏千家と表千家)、煎茶席、点心席の 5 枚つづりで、1日かけて各会場を巡るのです。
本席で最初に配れるのは、紅白の紋菓、椿の葉に載せ た「ぴりコン(醤油で炊いた蒟蒻)」と、抹茶が入ったの天目茶碗。供給の僧が、口に茶筅を挿した浄瓶を持って入堂。私たち客人が天目台に載せた天目茶碗を捧げ持ち、そこに湯を注いでそのまま茶筅で点てるのです。最後に、供給が天目茶碗を下げて、方丈の間を出る瞬間だけ、写真に収めさせてもらいました。
さて、この日の私の装いは、最近着ている青の色無地も考えたのだけれど、何分、四頭初体験。無作法を恐れて目立たなくしようと、母のぼかし無地に、桜色の花が描かれた帯を締めていきました。茶碑の隣では枝垂れ桜が咲いていたので、正解だったとしましょう。写真に袴姿の殿方が写り込むと、引き締まりますね。