上賀茂神社で除夜祭に参列した後、四条通で出雲そばを食してから、八坂神社へ、をけら詣り。20時頃なら、をけら酒もいただけます。お屠蘇のような味わい。
夜遅くなると四条通が歩行者天国となり、八坂神社境内への入場規制がかかります。なので、早々に参拝するのが地元風。驚くほど空いていました。
をけら詣り――縄に火をつけてから、消えないようにぐるぐるまわして人々が夜道を歩く風景は、久しく京都の大晦日の風物詩でした。をけら火でお雑煮を作ると、一年間無病息災に過ごせると信じられているのです。
それも、この数年で減ってきたように感じます。火縄をぐるぐるまわしながら家路につくのが、公共交通機関での移動するとなれば難しく、くわえて、マンションのガスレンジだと、火がうまくつかないのです。かくいう私も、蝋燭に一度移すなどして格闘したのですが、一度も上手にできた試しがありません。
装いは、灰緑地に葉モチーフの小紋。ここは朝と同じですが、コートはブルーのビロード、羽織風にしました。帯は、桃色地に白の椿(侘び助にも見えます)の染帯。葉の中に白い椿が一輪という感じでしょうか。
2016年12月 をけら詣り
2016.12.31