2016年6月 夏越の祓@上賀茂神社

IMG_19706月30日は夏越の祓。半年間の祓をせねば。
東京では茅の輪くぐりができる神社を探すのが大変でしたが、京都では6月になると、其処彼処の神社仏閣に茅の輪が設置されます。
健康不安の今年は、3つの神社に参拝しました。「千歳の命のぶといふなり」の言葉をとなえながら。朝、上賀茂神社の神事に参列。午後には八坂神社、白山神社で茅の輪をくぐり、夜は上賀茂神社の夏越の祓へ。
「風そよぐならの小川の夕暮れは、禊ぞ夏のしるしなりけり」
この歌が詠まれたほど、上賀茂神社の夏越の祓は有名だったのですね。平成のいまでも、午後8時より体現できるのです。
参拝者が書いた人形(ひとかた)を、一枚一枚、神職が、ならの小川に流し、薪から時折、火の粉が降りかかる。まさに、火と水で禊を行うわけです。
何を着たかといえば、朝は時間がなかったので、洋服で神事に参列。白のアンサンブルに黒い靴。神職さんを真似ています。夜は立て涌のお召に、八咫烏の帯。上賀茂神社ですから、ヤタガラス。でも、絞めることが許されるのは今日まで。来月からは夏帯ですから、秋の烏相撲までお休みです。