賀茂別雷神さまが本殿にお遷りになった翌朝は、奉幣祭。雲ひとつない秋晴れの下、勅使がお持ちになった天皇からのご祭文を田中宮司が受け取り、本殿に納められました。
奉幣祭は立砂のある細殿で行われます。参列席は、本殿前ではなく、楼門の外。儀式ではなく、お祝いの席。なので、色は薄くても大丈夫と判断。母の青竹の色留に、菊が刺繍されている帯を締めております。女性参列者は、訪問着や振袖をお召しになっていました。
披露宴や初釜式だと、翡翠の龍の帯留に緑の三分紐を締めるのですが、神事なので、白の帯締めにしました。廣澤白鳳。日光東照宮純金糸を用いた誉田屋製。強いて言えば、ここが葵つながり。徳川の家紋は三葉葵。三河の徳川松平家は賀茂社の分霊社を信仰していたのです。
伊達襟なしがよかったかもしれません。若い頃は顔がぼけるので入れていたのですが、年齢的にも、もう必要ないかもしれませんね。
2015年10月 青竹の色留@奉幣祭
2015.10.26