9月の茶狂会は、中秋の名月。観月茶会となりました。京都市内は日中最高気温が27度でも、亀岡は24度。夕方からのお席でもあり、さすがに薄物は避け、単衣のお召しを纏っています。織でもお召しはお茶席で許されるのです。夜空に満月、水面の満月、窓に映る満月、盃にゆれる満月・・・。帯は私が20代のころから締めていた綴れ。母の娘時代のものかもしれません。
実はこのお召しを袷に仕立てかえるつもりでした。雪のイメージで使えるか、と。しかし、単衣のまま観月に着るにも一案ですね。今年は9月27日、でも昨年は9月8日と早かったので、秋草文の絽を着ています。ただ、一尺五寸の袖は縮めたほうがよさそうです。
食事は松茸と亀岡地鶏のすき焼き。まずは地鶏の大半を塩コショウで焼いて楽しみ、その後にレバーと松茸、たまねぎ、ねぎを加えて食します。その後は松茸以外のきのこや豆腐などを加えて。
松茸を裂く作業を手伝って、その香りを堪能。こんなにたくさん一度に目の当たりにすることも裂くことも縁のない私。貴重な経験ありがとうございました。
2015年9月 観月茶会
2015.09.28