晩年ふくよかになってから母が着ていたであろう結城紬。身幅がありすぎて上半身がもごもごする上、結果的には太って見えるのが難点です。すっと着るには、身幅は結構重要です。
先日の朱地の帯よりも、このほうがしっくりくる気がします。かわの屋さんで購入した、このアンティーク帯は綿なので、結城の上から結ぶには滑りが悪いのが難点です。即座に二部式にしてもらいましたが、滑りの悪さは解決しません。水仙や鶴や蜘蛛が花札の中に描いてあります。面白い構図に一目ぼれ。
襦袢は紫織庵さんのエンジェルです(2010年10月参照)。黒地の蜘蛛の巣は、半襟をつけていなかったので断念。着る段になって半襟に問題があり、きものごと着替えることもしばしば。半襟の手入れは大切です。その点、夏は麻の襦袢ごと洗えるので楽です。
2011年04月 鶴と蜘蛛と水仙と
2011.04.12