もんたよしのりさんお別れコンサート

もんたよしのりさんとは、関西テレビの報道番組「ワンダラーズ」で2年間半にわたって、ご一緒しました。昨秋、72歳の若さで旅立たれ、その追悼コンサート@神戸新聞のホールへ向かったのです。

往きの電車では、体調不良でつらかったのですが、コンサートやライブハウスでの「もんた節」と、あの素晴らしい歌声を聴いたら、パワーチャージしてもらった感じ。さすが、もんたさんです。

MONTA isMONTAと名付けられた追悼コンサート。会場にはアフリカから持ち帰ったものやギターや、パネル写真が飾られていて、その一枚を見て、思い出したのでした。もんたよしのりさんも、鳥居ユキさんのファッションショーに出た事があるという事実を。

コンサートである以上、和服は避けた私。鳥居ユキ先生の黒いワンピで出向いたのでした。伊勢神宮の御垣内参拝でも大丈夫な、黒のローブモンタント風。

なんという偶然! ワンダラーズでご一緒していたときは、未だ鳥居ユキ先生には出会っていないのでした、私は。その後、もんたさんがモデルに選ばれ、その後から私が情報番組のコメンテーターとして先生のお洋服を借りるようになったのでした。なのでランウェイを歩いた、もんたさんのことは知らないのだけれど、ユキ先生とのご縁は、そこから繋がっていたのです。

東京に行くと、西麻布の長谷寺(永平寺別院)に時々参拝する私。ダンシング・オールナイトがヒットする直前に、悟りを追求するもんたさんも通っていらしたと聞いていたお寺です。タイミングは違っても、同じ人に、同じお寺に吸い寄せられていく。人の縁は、そんな風に遠巻きに繋がっているようにも思えます。

最後に聞かせてくれたのが遺言ソング。自分の死を予感していたかのようなメッセージもカッコ良すぎて、泣けてしまいました。誰もがたどる道だから、笑って送り出そう、そうなんです。

やっぱり、もんたさんはカッコよかった!

その確認とともに、改めて、御冥福をお祈りいたします。

写真は、のちほど

上巳の節句、御殿飾りを確かめに

『京都で、きもの修行』の中には、おひなさまの話が出てきます。母の御殿飾りの由来を探す旅、ずっと続けていて、雛飾りに流行があり、昭和天皇の御大典の影響が大きいと知ります。御殿飾りは、京阪神から静岡あたりまで。

それを裏付けてくれたのが、仁風庵の御殿飾りでした。おばさまの物だというから、母の昭和9年製のと、ほぼ同じタイミング。本には、その御殿飾りを掲載できなかったので、こちらでご紹介することにします。

2年ぶりに、おひなさまを公開されるというので、再び訪れました。なんと、舞妓ちゃんのおもてなしも。かいらしく微笑ましく、幸せな気分になって、錦天満宮での勉強会へと向かったのであります。

写真はインスタにアップしました。https://www.instagram.com/akiosatoko/