浴衣地の洋服

毎年、#祇園祭 には、浴衣を着て脚立もって走り回っている私。
「祭なんだから当然取材も和服だよね」の一言に支配されて洋服が着られず、しかし、浴衣に脚立はどうかしら、と思いながら齢を重ねて、さすがに無理を感じるこのごろです。

で、最近思いついたのが、浴衣の生地でパンツスーツを作ること。パタン勉強中の学生さんとかにお願いできないか、と考えていたら、出会ってしまったのです、浴衣風味の洋服に。

#ケイタマルヤマ、その人は、なんと私の考えを形にしていたのであります。が、気づいたのは、ケイタさんが京都でポップアップストアを2日だけ開いた晩夏。よって、トップスはソールドアウト、スーツとしては成立せず。パンツのみ購入。

さて、これが浴衣代わりになるかどうか、#弘道館での講座 に着ていきました。トップスが紺一色はキツイかなあ、似た配色の麻の布でトップス作る必要があるかも。団扇文なので、盛夏限定ですね。少なくとも京都では。

重陽の節句

大阪・船場の個人宅にて、重陽の節句の飾り付けを見学。大阪から始まった「後の雛」を菊の節句にふさわしくアレンジされているのが素晴らしい。菊の造花は、雲上流の作品。お家元が高齢のため、こうした立派な作品はもう造られないという。

一昨年と同じ菊文の生紬に、帯を替えて参上。藍の、菊にも見える花が織られた羅の帯で。

重陽の節句 2022 上賀茂神社と法輪寺

旧暦の重陽の節句は10月14日ですが、神事法要は新暦9月9日に斎行されます。今年は、上賀茂神社の重陽神事に、その後、法輪寺の法要に参列しました。
上賀茂神社では、本殿の前に進むだけで祓われた感じがします。実にありがたい。例年、神事のあと烏相撲が開催されますが、今年は中止。直会の菊酒を頂き、バス移動。洛北から嵐山までは果てしなく遠い。どうにか法要に間に合いました。
法輪寺には、伊東久重先生お祖父様の作品である菊慈童が飾られ、金剛流による能「菊慈童(枕慈童)」が奉納されました。終わってから寺務所を訪ねたら、茱萸袋は売り切れ。昨年のが手元にあるものの、毎年、菊が微妙に違うと知って、集めてみようかと思ったのですが、残念。