ずっと参拝したいと思っていた神社へ。京都から遠いので、ずっと諦めていましたが、御代替わりの今年こそはと歩を運んだ次第。
大嘗祭の直後ゆえ、地紋が竹の色無地に稲穂の帯を締めています。
社務所で寄進させいただいたところ、「青は、ここの神さまの色ですよ」と宮司夫人に言われ、嬉しくなりました。
「きものを着たい」と思った時が適齢期。形見が舞い込んだ時、海外暮らしを終えた時、日本人の心を確かめたくなった時――。ワシントンDCでの中年留学を機に始めて18年。祖母・母・娘と三代続く着道楽の血が騒ぎ、粋に着こなしたいと奮闘中。失敗例も含め、適齢期を迎えた方々のヒントになれば幸いです。
京都での10年を歳時記にまとめた『『京都で、きもの修行:55歳から女ひとり住んでみて』が世界文化社より出版。日々の着こなしの写真は、インスタグラムに掲載。
大河ドラマ「いだてん」が面白くなってきた。先週は、ポスターデザインの亀倉さん、国立競技場を設計した丹下さんも登場。ローマ五輪でのアベベにおいては、イタリアとエチオピアの関係にさりげなく触れて、昭和の話としてリアルになってきたのだ。
なんといっても、選手村候補地としてワシントンハイツが登場するのだから、私が興奮しないわけがない。埼玉・朝霞のキャンプドレイクか、代々木ワシントンハイツか。米軍基地(施設)返還交渉を、宮藤官九郎はどのように描くのか興味津々。おそらくその顛末が今夜の「いだてん」で放送されるはず。
史実として、羽田から朝霞に選手を運ぶ前提で環状七号線が作られていたというのに、選手村は代々木ワシントンハイツに決定する。そこには駐日大使に赴任したばかりのライシャワーも関係するのだが、そのあたり、拙著『ワシントンハイツ:GHQが東京に刻んだ戦後』(新潮文庫)第15章に詳しいので、ぜひ読んでね。