東京から戻り、昨日は久しぶりに常笑会へ。いつものことながら、美しいお点前に、うっとり。ご亭主の利休さまへの思いと、小さなお客様のおかげで、清らかな時間を過ごすことができました。
大きな梅文は私のように背の低い者には似合いませんが、三窪ちゃんにはよく映ります。私のは椿と梅が同居したもの。お席を終えられた吉田市蔵さんに玄関でばったり会い、撮影して頂きました。
余談ですが、月に3回、整体に通っていますが、1週間を経過すると、顔がむくんでくるのが悩ましい。
「きものを着たい」と思った時が適齢期。形見が舞い込んだ時、海外暮らしを終えた時、日本人の心を確かめたくなった時――。ワシントンDCでの中年留学を機に始めて18年。祖母・母・娘と三代続く着道楽の血が騒ぎ、粋に着こなしたいと奮闘中。失敗例も含め、適齢期を迎えた方々のヒントになれば幸いです。
京都での10年を歳時記にまとめた『『京都で、きもの修行:55歳から女ひとり住んでみて』が世界文化社より出版。日々の着こなしの写真は、インスタグラムに掲載。
祇園花見小路にあった「ぎおん楽楽」が19日に閉めるというので、東京の清水久美子先生と伺いました。
さみしいけど、最後は楽しくハッピーに。思えば、初めて私をここに誘ったのは、百ます計算の陰山先生でした。その後、亀岡の楽々荘での月釜「茶狂会」に毎月のように通いつめ、清水先生はじめ、たくさんのご縁を頂いて、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう。
それにしても、何の打ち合わせもしていないのに、またまたシンクロしている久美子さんと私。滅多に着ない黒をなぜか選んで、今日は違うかもと思っていたのですが。和洋を越えての偶然おソロ、これで4回目ですよ。さすがに鳥肌立ちました。
黒地に花の着物は、おそらく母の娘時代のもの。ウズベキスタン映画でも着用しています。赤黒の幾何学帯を持ってくると、粋な印象になります。