先日飾った御殿飾り、おひなさまを左右違えて飾ったので、お二人だけ並べ替え。京都は明治維新の前の並べ方、お内裏様が向かって右に来るのです。
この日の着物は、母の結城紬。梅文の帯を締めています。
カテゴリー: 秋尾沙戸子のきもの適齢期
「きものを着たい」と思った時が適齢期。形見が舞い込んだ時、海外暮らしを終えた時、日本人の心を確かめたくなった時――。ワシントンDCでの中年留学を機に始めて18年。祖母・母・娘と三代続く着道楽の血が騒ぎ、粋に着こなしたいと奮闘中。失敗例も含め、適齢期を迎えた方々のヒントになれば幸いです。
京都での10年を歳時記にまとめた『『京都で、きもの修行:55歳から女ひとり住んでみて』が世界文化社より出版。日々の着こなしの写真は、インスタグラムに掲載。
2018年2月 梅文の帯で 浜作さんへ
2018年2月 梅は咲いたか♪ 白梅文の帯で北野天満宮へ
2018年2月 建勲神社へ 梅文の帯で
2018年2月 マイコさん、舞妓さんに会う 梅文に空色のコートを纏って
2018年2月 アポロにて
2018年2月 お茶体験の会へ 貝紫で描かれた帯で
2018年2月 おひなさまを神明舎に飾りました
2018年2月 紀元節はヤタガラスの帯で
建国記念日はヤタガラスの帯で上賀茂神社に参列。神武天皇東征の際に、賀茂建角身命(上賀茂神社のご祭神、賀茂別雷神の祖父)がヤタガラスに化けて先導したとの言い伝えを踏まえて。
その意味を理解している神職さん、伶人さんが帯に注目して、神事のあと、しばし話題に(写真右)。
昨年、寒色系の着物の上から締めたところ、喪服に見えてしまったので、今年は朱色の着物で。紋が間に合っていないので、夏の間に入れるつもり。おそらく縫い紋で。
この日、子供たちの剣道柔道、そして蹴鞠保存会により蹴鞠が奉納されました。私はこの後、金毛院、そして吉田家へ。
この日、おみくじを引くには理由があります。数年前、この日に琵琶湖畔で熊を食し、京都に戻ってから参拝。おみくじをひいたら凶が出たのです。熊=神説があり、深く反省しました。なぜって、上賀茂で凶が出たの、初めてだったから。
朝から神事に参列した今年、おみくじを引いてみると、大吉が出て、ほっとしている春隣。洛北らしく時雨てはいたのですが、さほど寒くはなく、春隣という表現がぴったりでした。
2018年2月 犬の帯で弘道館、そして雨の祇園大茶会へ
今年の弘道館歴史講座は、天皇シリーズなので、楽しみです。この日は、宇多天皇。お茶室でお抹茶を頂けるのも嬉しく、お菓子はもちろん老松さん。
この後、漢字ミュージアム敷地内で開かれている祇園大茶会へ。と思ったら、大粒に雨が降っており、雨支度をしなかったことを後悔。マンションを出たとき小雨に気づいたけれど、タクシー呼んでいたから、そのまま出てきた私。その前に誤飲事件があり、すでに遅刻だったので、7階まで戻る選択をしなかったのでした。
やはり弘道館講座に来ていた茶友の車に便乗して祇園についたときには土砂降りで、後悔はクレッシェンド状態に。
まずは吉田さんのところで、ほっかほかの鍵善製お饅頭を。湯気が写っていますよ。藪ノ内流の松竹梅茶箱が素敵でした。到着してすぐの写真だから、雨で膝のあたりが濡れているの、トホホ。
続いて、岩井さんの初午尽くしの席へ。初午は過ぎていたけれど、このconceptにまとめたとのこと。伏見稲荷で授与されているお稲荷さんグッズがあふれていました。よって、犬の帯ではまずかったかしらね。お席が終わってからの撮影では、コートを羽織りました。あ、いずれの写真でも指輪していますが、お茶頂くときには、はずしていますよ、ちゃんと。帯締めに通しておくんです、なくさないように。