京都河原町教会、聖フランシスコ・ザビエル大聖堂。私はクリスチャンではありませんが、上智大学大学院もジョージタウン大学も、イエズス会系でしたので、シンパシーを感じます。
その足でホテルオークラを訪れ、帯とのシンクロに感激して撮影。
「きものを着たい」と思った時が適齢期。形見が舞い込んだ時、海外暮らしを終えた時、日本人の心を確かめたくなった時――。ワシントンDCでの中年留学を機に始めて18年。祖母・母・娘と三代続く着道楽の血が騒ぎ、粋に着こなしたいと奮闘中。失敗例も含め、適齢期を迎えた方々のヒントになれば幸いです。
京都での10年を歳時記にまとめた『『京都で、きもの修行:55歳から女ひとり住んでみて』が世界文化社より出版。日々の着こなしの写真は、インスタグラムに掲載。
京都河原町教会、聖フランシスコ・ザビエル大聖堂。私はクリスチャンではありませんが、上智大学大学院もジョージタウン大学も、イエズス会系でしたので、シンパシーを感じます。
その足でホテルオークラを訪れ、帯とのシンクロに感激して撮影。
年に数回、日本文化を語るサロンが開かれます。クリスマス前なので、グリーン系の色無地に、クリスマスリースの帯留(実はブローチ)。井上八千代先生はインド更紗を使った紅い帯をお召しでしたので、記念撮影させていただきました。
工事中の南座に代わって、顔見世の舞台となるのは、ロームシアター。
本来穴場だったはずの北野天満宮の紅葉。ライトアップが延期になったので、歩を運びました。人混みとの闘い。誰も写り込まない状態で撮影するの、難儀でした。
妙心寺の塔頭のひとつ、大法院へ。清々しい気のお寺でした。
東本願寺岡崎別院へ。
京大病院に検査結果を聞きに行った後、無鄰菴へ。南禅寺界隈別荘群のひとつ。
東山を借景に作られた庭を撮影したかったのに、中に入って、びっくり。庭師さんたちが手入れをしているではありませんか。受付で何も言われなかった。こんなの、ひどい。
美しい庭は手入れあって保たれるもの。だからといって、客がいるときに道具散らかして景色乱して、なんだかなあ。桂離宮は休みの日に集中させているのですよ。なのに、京都市管理下の無鄰菴、ちょっと雑じゃあ、ないかしらん。せめて入館前に受付で告知するとか、手入れ日は割引価格にするとか、配慮が欲しいですよねえ。
というわけで、紅く染まった借景の庭撮影は泣く泣く諦めかけたところに、今度は観光客が数十人単位でやってくる始末。あーあ、最悪。お見せできるのは、団体客に襲われる直前の、縁側に佇む姿のみでございます。
などとブツブツ思って外に出てみると、すばらしいサプライズが待っていました。な、なんと、小川勝章さんが佇んでいるではありませんか。無鄰菴の作庭をした七代目小川治平の末裔です。先日、「明日の京都文化遺産プラットフォーム」フォーラム「古都の借景」のパネルディスカッションでご一緒したばかりの、その小川さんに、無鄰菴の前で遭遇できるなんて――。
こんな偶然って、ちょっと素敵。なので、強引に記念撮影させてもらいました。小川さん、ありがとう。