近衛邸跡の桜、しばらく来ないうちに、花園状態に。原谷苑のようになっていました。
どこを切り取っても絵になります。
早朝のやわらかい陽射しがいい感じです。御所北で暮らす人が羨ましい。毎朝、訪れたくなります。
カテゴリー: 秋尾沙戸子のきもの適齢期
「きものを着たい」と思った時が適齢期。形見が舞い込んだ時、海外暮らしを終えた時、日本人の心を確かめたくなった時――。ワシントンDCでの中年留学を機に始めて18年。祖母・母・娘と三代続く着道楽の血が騒ぎ、粋に着こなしたいと奮闘中。失敗例も含め、適齢期を迎えた方々のヒントになれば幸いです。
京都での10年を歳時記にまとめた『『京都で、きもの修行:55歳から女ひとり住んでみて』が世界文化社より出版。日々の着こなしの写真は、インスタグラムに掲載。
2017年4月 上賀茂神社 葵文に桜色の帯で
2017年4月 桃と椿と
2017年4月 三井寺のお茶席へ 山桜文の着物に和楽器の帯を締めて
三井寺に初めて伺いました。
とあるお席で、ご住職と同じテーブルになったご縁で、お茶席に招かれました。三井寺固有の煎茶道があるらしい。
昼からは「町屋友の会」が洛北で控えており、10時に席入りして、11時過ぎ浜大津発の電車に乗らねばなりません。早朝から三井寺に馳せ参じたら、早すぎて、関係者が未着。おまけに、朝は土砂降りで難儀しました。地面が濡れているの、写真でもわかりますよね。
夜桜と桜文の着物に、和楽器の帯、それに和楽器のバッグ。
写真は後程もう少し追加する予定。
2017年4月 法華経の帯@「おしゃかさまをたたえる夕べ」
4月8日は花まつり。名古屋の仏教系幼稚園に通っていた私は、お釈迦さまに甘茶をかけて、おまつりしていました。
今年も、京都仏教会主催の、おしゃかさまをたたえる夕べにお招きいただきました。3年前は、講演者として壇上に上がった私です。
母の色無地風霞文の着物に、平家納経提婆品の帯。「おしゃかさまをたたえる夕べ」だから、法華経の帯を締めたのです。先日、祖母の十三回忌でデビューさせたもの。
平清盛は、法華経などを厳島神社に納経しています。第十二品の提婆達多品は、女人成仏をうたったもので、そこに描かれた絵を織り上げています。
南無妙法蓮華経と唱える私の手は、ブレスにしているラリマー。お数珠を忘れて、ごめんなさい。この写真を撮影してくれたのは、杉本歌子さん。画家だから、アングルが面白い。