小正月の午後は、京町屋で寒餅を

★★★DSC08463 やぎさわさん  ダウンサイズ小正月の15日、雪がふりしきる中、吉田家へ。雪国仕様アザラシの草履で歩いたのですが、雪道だと、なんと遠く感じるものでしょうか。「我が衣手に雪は降りつつ」、傘をさしていても、コートの袖に雪が積もったほどです。★★IMG_6880

生まれて初めて、お餅をつきました。つきたては、えもいわれぬ美味さ。おかげで、炭水化物過多の一日。★★★DSC08526 やぎさわさん

★★IMG_6870最初は納豆で、次は白みそのお雑煮仕立てで。意外にも、京都人も、昔から納豆を食されたのだとか。しかし、お餅の中に納豆を入れるのではなく、お餅を納豆にからませて頂くのです。ふーん、またひとつ学ばせていただきました。最後の写真で手にしているのは、ナスの砂糖漬け。久しぶりに白いお砂糖を口にしました。ますます糖質摂りすぎが気になります。ただでさえ、この日は顔がむくんでいるのに。

夕方は洋服に着替えて、整体へ。北大路駅でみつけた白銀の枝もくわえます。

★★IMG_6882 北大路

小正月の朝


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東京の空には赤い月が浮かび、降り立った京都駅には雪が舞っていました。

★IMG_6858一晩降り続けた幾ひらもの雪は京都の町を白銀に染め、しかし、転倒のトラウマから、カメラ片手に雪道を歩きまわる勇気もない私は午前中、部屋の中でぬくぬくと仕事をしていたのです。

静寂の中、部屋から雪が降りしきる様子を眺めていると、やはり地球は寒冷期に向かっている、私たちは自然の中で生かされていると感じます。改めて、暖をとる住処のあることに感謝。松飾りをはずしながら、謙虚な気持ちで小正月を過ごしたのでした。

 

東京は月、京都は雪

IMG_6847[1]石川九楊塾東京教室の書初めで筆を持ち、その後、麻布十番の歯医者へ。

ウルトラライトダウンを纏っていたのですが、あまりの寒さに、麻布十番商店街でダウンを衝動買い。昨夏知った豚モチーフの日本ブランド。セールで30%オフといわれて、つい。

オレンジ色の月が気になりつつ、浜松から徐行運転という新幹線に品川から乗り込みました。座席は空いていたものの、寒くて寒くて、2枚のダウンで大正解。グリーン車ではないので、毛布はないのです。

たどりついた深夜の京都駅には、雪が舞い、静寂そのもの。いつも並んでいるタクシーはゼロ。MKタクシーの事務所まで出向き、乗車したのです。スーツケースを持っていたので、助かりました。

 

 

2017年正月 十日ゑびす

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「えべっさん」といえば京都ゑびす神社。西宮・大阪今宮神社と並んで日本三大ゑびすのひとつ。約800年前、祇園の建仁寺建立にあたり、その鎮守として最初に建てられました。8日から賑わいますが、私が訪れたのはもちろんど真ん中の10日。十日ゑびす大祭です。
えべっさん
最初に頂いた福笹は葉っぱが少なくてしょぼかったので交渉したところ、大きく立派なのが授けられました。鯛や宝船や小槌や蔵など、縁起物のオーナメントをつけてもらうのですが、頂いた笹が立派すぎたので、アイテムがどんどん増えてしまい、重いのなんのって。笑っていますが、実はバランスとるのに苦労しているんです。
p1210109参拝には、できれば笹の着物が理想だけれど、葉っぱつながりということで、この着物を選びました。すそ回しの青と、襦袢の紫がお気に入り。最初の写真で確認してみてくださいね。もち花が描かれた帯には、福笹と同じ赤い鯛がいます。P1210084たいもち花
帰りは、「ない藤」さんの店出しへ。普段はとても手が出ない高級な草履を爆買いしてしまった私です。はきやすいことはもちろん、色使いがとっても大胆で素敵なんです。草履は午前中におろさないといけないのだとか。後から、写真の追加をしますね。
そういえば東京では、べったら市に通っていました。日本橋の宝田恵比寿神社。江戸時代、10月20日に恵比寿講が開かれ、その前に野菜などが売られたことの名残らしい。量り売りで買ったべったら漬けを麻縄に下げて帰るのですが、地下鉄の中では匂いに気を使ったものです。

2017年正月 貴船神社で七草粥

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1月7日は人日の節句。貴船神社の神事に参列しました人日と呼ぶのは、古代中国において、1月7日は人の吉凶を占う日であったことから。邪気を祓うために七種の野菜が入った熱いお吸い物を食して無病息災を願った、といわれています。
p1190849例年は、上賀茂神社の神事に参列して、裏千家の初釜式に伺うのだけれど、今年は喪中でお休みだったため、1時間遅く始まる貴船神社に行ってみたのでした。
p1200129直会でおさがりの七草がゆを頂き、奥の院でお参りした後、上賀茂神社へ。白馬奉覧神事の続きで、神馬が境内を歩きます。ご尊顔を拝し、邪気を払いました。婦人会提供の七草がゆは大人気で売り切れ。皆さまのご厚意により、七草の一部を頂き、自宅で七草がゆ。若菜により充電。
叔母から譲り受けたお召しに、羽根&駒の帯。赤は鳥居を意識して、帯はお正月モードです。羽根は酉歳にちなんで。
実は、葵文も考えたのです。貴船神社は、上賀茂神社の摂社であるため、神紋が二葉葵なのですよ。でも、お正月ですから。

初能、そしてインドネシア人@八坂神社

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で、声をかけました。インドネシア語で(マレー語もほぼ同じ)。そうしたら、ジャカルタから来た親子だったのです。%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%8d%e3%82%b7%e3%82%a2%e8%a6%aa%e5%ad%90私と写真を撮った女性は広島に留学中。ご両親と弟を呼び寄せたみたい。メガワティ(第5代大統領)の評伝を書いたと名乗るべきか迷ったあげく、秘密にしておきました。でも、ラインを教えて、と言われ、フットワークの軽さに感動。万国共通、若者のツールですね。

京都では、お正月に初能が観られます。この写真は1月3日、八坂神社で初能を観た後の出来事。陽ざしが急に強くなって、わ、顔うつりにマイナスだー。