2016年7月 花火文の浴衣で長刀鉾へ

花火浴衣@長刀鉾
IMG_994613日朝はお稚児さんが八坂さんへ社参。その瞬間から神さまの使いとなりました。
長刀鉾の町会所へは、その日の夜から上がれます。ただし、粽や扇子などを購入するのが条件です。15日16日は混雑するので、早めを狙います。
暑いので、浴衣で。といっても、目の詰まった綿の上、ゴールドがふんだんに使われているので、厚い。襦袢を着れば着物扱いも可能ですが、本当に暑い日には不向きで花火文ゆかた 付け帯す。
気軽に麻の葉文の付け帯で。クモの巣文の帯留で遊んでいます。

2016年7月 玉三郎さんを観に丹後へ

たんご2丹後日帰り。なのに和服にしたのは、玉三郎さんへの礼儀です。東京の歌舞伎座でも、玉三郎さんが出演されるときは、恥ずかしくない着物を選ぶようにしておりました。
はるばる丹後に玉三郎さんがいらしたのは、和久傳の大女将の尽力。和久傳の森十周年を祝ってのこと。
丹後は和久傳発祥の地。丹後ちりめん全盛期に売る人買う人が集まり、不夜城とまで言われました。ところが、呉服産業衰退で危機感を募らせた大女将が、京都高台寺へと進出。料亭を始めるのです。いまや押しも押されぬ京都の料亭和久傳。他方、旅館は閉じることを余儀なくされ、地元で署名運動がおこったほど。「必ず帰ってきます」との約束は、丹後に工房を建て、植樹で和久傳の森を作る形で実現しました。その十周年を記念して、玉三郎さんが舞ったのです。料亭席から始まった友情物語。

2016年7月 上布を着て麻環境フォーラムへ

麻

麻のフォーラムなのだから、参加者も麻を纏うべき、と宮古上布や越後上布も考えたのですが、タンスを開けたら最初にこの着物が目に入り、袖を通しました。写真でも影がくっきりですね。まさに炎天下。だから、シミが目立つんです。母が押入れにずーっと押し込んでいた着物だけに、そろそろ限界でしょうか(大きなシミは、京都に来て落としてもらったのですが)。今年の夏が終わったら、雪晒を試みるかもしれません。きっと真っ白になりますよ。
さて、日本で大麻の栽培が禁じられたのは、GHQの意向と伝えられています。資料を探しているのですが、その理由は明確ではありません。
医療分野を中心に、大麻の見直しが世界的に行われる中、日本でも安倍総理夫人が大麻解禁を叫び、注目を浴びています。
フォーラムに集った人々はどこかスピ風の気配。歴史に言及する方、栽培に関わる人々、麻をビジネスにする人が中心でした。18時からは総理夫人も登壇予定でしたが、私は先約があったので、洛中へと急いだのでした。

2016年7月 祇園祭、始まりました

7月1日、初めてお稚児さんが神前に名乗り出ます。「お千度の儀」。実際には八坂神社の本殿を礼拝しながら、三度まわるだけですが、大勢お供を連れてまわるので、千度になるらしい(写真は後ほど)。
「お祭りだから、取材も当然、和服だよね」と言われて、今月は着物で通す計画。少なくとも、一日に一度は和服に袖を通します。初日はこのコーデ。琉球絣に羅の帯。写真は2年前のものですが。