2016年03月 歳の賀茶事にまねかれて

IMG_9547待合ねごろ笑顔IMG_9543椿上からご亭主が56歳を記念しての、根来ごろごろ紹鷗茶会にお招きいただきました。3月に入ってからの席だったので桜文の着物とも思ったのですが、寒の戻りで桜が早すぎると私のからだが反応し、椿がメインで梅が少し、という文様にいたしました。地紋がくっきり浮き出るのも、お気に入りの理由です。帯は誉田屋さんの市松金銀です。IMG_9550根来たな

 
17時からのスタートゆえ、待合の写真も暗くて粗くなってしまいました。中立の頃には、すっかり陽が落ちて、そんな時の流れがまた嬉しくて・・・。IMG_9548庭
お道具もさることながら、亭主のこらしてくれた趣向が楽しくって、幸せなひと時を過ごさせていただきました。感謝。IMG_9554

2016年02月 喪の装い

IMG_9540 法要帯命日は3月5日なのですが、それより早く、2月28日に、親戚の人々に集ってもらい、父の十三回忌の法要を行いました。
帯は母のもの。着物は、本当は濃くて深い色で、艶のない色無地がふさわしいのでしょうが、色を決められず仕立てそびれたので、これにて。
もちろん、お寺での法要には、帯締めと帯揚げは黒です。甲州街道向かいにあるパークハイアットホテル「梢」での会食前に、明るい色に換えました。ホテルだと、男性の黒いタイをはずして下さいと言うリクエストも多いのです。

2016年02年 COREDO落語会

IMG_9539松竹梅帯東京・日本橋で落語を堪能しました。プロデューサーの山本益博さんが2年かけて口説いた鶴瓶師匠の「らくだ」は、75分に及ぶ長丁場ながら、引き込まれっぱなし。ドキドキしながら、たっくさん笑わせてもらいました。
古典芸能に造詣の深い小山泰生さんが80点をつけられた圓太郎師匠の「火焔太鼓」は、落語に明るくない私にも、ぐっときました。正当派の円熟みが伝わってきて、大人の笑いを教わった気がしています。
翌々日の法要で着るつもりの色無地。荷物になるので、帯だけ松竹梅にかえて会場へ。仕事帰りということもあって洋装のお客さんのほうが多いのですが、それでも、おしゃれです、東京のみなさま。

合掌、そして無形文化遺産シンポジウム「琳派で遊ぶ」

無形文化遺産シンポジウム「琳派で遊ぶ」を、「明日の京都 文化遺産 プラットフォーム」設営委員として拝聴。

実は71年前の今日は東京大空襲。犠牲になった方々のご冥福を改めてお祈りします。米軍がなぜ夜間無差別爆撃に変えたかについては、『ワシントンハイツ』をお読み下さいね。

村上隆の五百羅漢

村上 朱雀六本木ヒルズにおける村上隆の五百羅漢展、日曜日までというので、金曜夜に駆け込み入場。深夜25時までやっていると知らず、21時ころに行ったら、列を作っていた。村上22時半には空いていたので、ちょっと悔しい。記念に、朱雀の前で、後ろから撮影してもらいました。

それにしても、ようやらはったなあ。メーキングのプロセスもVTRで観られたので、思うこといろいろ。右は村上さんフィギュア。

桃の節句に卒業式

御殿飾り 中桃の節句の今日、京都の神社では、桃花神事が行われるところが多い。

東京では今日、姪が高校を卒業。Congratulations! ここまで育ててくれた弟夫婦に感謝です。

桃の節句に卒業式なんて、12年間通った女子高ならではの粋な、はからい。

父が逝ったのは入学式の一ヶ月前。だから小学校の卒業式が七回忌、高校の卒業式が十三回忌と重なり、弟の感慨はひとしおだと思う。私も、姪の存在に救われたことがしばしば。生まれてきてくれて、ありがとう。

大学生になってからも、希望を持って生きていってほしいとつくづく思う。次世代を育てるのが私の任だとすれば、彼女には協力を惜しまないつもりだ。

追伸:写真は我家の御殿雛飾りを東京で撮影したもの。母のために祖母の叔父が京都で購入したものらしい。曽祖父が既に他界していたため。今年は人形だけ飾っています。