天台宗青蓮院将軍塚ーー。東山の上から京都が一望できるとは聞いていましたが、未体験のまま。今回は友人に誘われ、護摩焚きに。中には将軍塚大日堂があるのです。
「見た瞬間の表情で、性格がわかるのよね」
左の写真は、東山からの眺めを初めて目にしたときの私。外国人も含め、ここに案内したときに人々が見せる表情を、彼女はカメラに収めているのだとか。
で、私の視線の先にあったのは・・・
こんな風景だったのです。京都が一望できます。
京都の山々は龍の背中。若冲の雨竜図の帯を締めて、正解でした。
「きものを着たい」と思った時が適齢期。形見が舞い込んだ時、海外暮らしを終えた時、日本人の心を確かめたくなった時――。ワシントンDCでの中年留学を機に始めて18年。祖母・母・娘と三代続く着道楽の血が騒ぎ、粋に着こなしたいと奮闘中。失敗例も含め、適齢期を迎えた方々のヒントになれば幸いです。
京都での10年を歳時記にまとめた『『京都で、きもの修行:55歳から女ひとり住んでみて』が世界文化社より出版。日々の着こなしの写真は、インスタグラムに掲載。