2015年8月 花火文の帯 

★IMG_6360茶狂会2015088月の茶狂会には、母の絽の小紋に花火の帯で。
当初は、紗の着物に龍の帯とか、北斗七星の帯とかを候補にしていたのですが、前日までの東京の残像の影響を受けたのです。麻布十番のお祭りと多摩川の花火が同じ日だったようで、浴衣姿の若者を大勢見かけました。
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IMG_6347150823茶狂会

2015年8月 朝服の龍文

中国の朝服の生地から作られた帯。だから、五本指の龍です。IMG_2728
本当は、この帯を締めて、山鉾町会所を訪れ写真を撮りたかったのですが、嵐のため、断念。家で試着してみました。
着物は紗。母が用意してくれたもの。地紋は小さな撫子花。二十代のときだから、袖丈が一尺五寸なんです。

2015年8月 雪華文で涼をとる

宮本組1
今年の夏も大活躍だった組み合わせについて、知り合いによる昨年の目撃談をご紹介します。
京都の烏丸三条みずほ銀行前で信号待ちをしていた私の後ろにいた女性が二人、こんな会話をしていたそう。
「夏に雪華、しゃれてるね」
「どんな人が締めてはるんやろ」
すぐに信号が変わり、私が足早に去ったので、幸か不幸か、二人は私の顔を確認しないまま。
知人のコメントはこう続きます。
お二人は、暑い夏に雪文を持ってくる価値がわかるセンスを持ち合わせていたようだ。私の後姿には花街のお姉さんのような色気が漂っていなかったために、どんな人か興味がわいたのではないか、と。
祇園祭では室町界隈にある町屋の夏座敷で、縁側に氷柱が置かれていることがありますが、夏に雪の文様を持ってくるのも、和服ならではの涼のとりかた。実に楽しいです。

2015年8月 絹芭蕉の下にメダカ文の襦袢

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今年の夏も大活躍。絹芭蕉の下にメダカ文の襦袢。涼しげです。
写真の絹芭蕉のように、襦袢の文様を浮かび上がらせて楽しむ人も多いです。中には文様に赤などが入っていて、ひとつ間違えば寝巻き風になるのに、上手に着こなしていらっしゃいますね。

私はもう少し無難に、濃紺で描かれたメダカ文を着ています。結びやすいピンクの羅ですが、帯は掬い織の黒を持ってくることが多いです。さすがの私も、お彼岸には、透ける着物は避けますが。