2015年7月 蝶文の帯@陣中茶会

IMG_5996今月の茶狂会は、陣中茶会。勝虫のトンボは六月に締めてしまったので、今月はIMG_5997祖母の蝶文の帯を選びました。織田信長が背中に蝶の陣羽織を着ていたことにちなんで。帯留も、蝶のブローチです。
着物には、萩と桔梗が描かれています。戦国時代、本来は小袖でいきたいところですが、持ち合わせないので。天海僧正(に扮したN氏)の手ぬぐいにも蝶が・・・。
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軸

2015年7月 芭蕉の葉の浴衣@山鉾巡行

IMG_1150山鉾@烏丸御池-SatokoAKIO-199x300

IMG_1285 鉾前後祭、山鉾巡行では、色々な人にばったり遭遇。こんな群集の中で、よくぞ、と偶然に感激したのですが、どうやら私の浴衣の色がめずらしくて目についたということのよう。
芭蕉ゆかたIMG_1564鉾の朱色を背景にすると、赤紫は合わないと前回の写真で気づき、祇園祭中は博多献上帯風に変更。写真は、この浴衣を作った紫織庵を巡行の後に訪れ、夏座敷で撮影。綿絽なので、涼しいんです。
夜は神輿を追いかけますが、そこでは銀鼠色のオモダカ文にするつもり。8年ほど着ているので気楽だし、埋もれるので、静かに過ごせそうです。帯はスサノオ・ブルーにしていきますが。

2015年7月 花火文の浴衣

宵山宵宵山IMG_0900後祭はしんみり静かで、いい。人も少なく、味わい深い。宵山の日和神楽も、じわっと効きます。
宵山と宵宵山には、この花火文の浴衣を着ました。誉田屋製なので、室町の「黒主山」の提灯前で撮影。
大量生産ものとは違って、高級感満載。着物として着られるほどの出来栄えです。金が使われていて生地も厚いので、纏うと暑いんです。だから、涼しい夜でないと着られない。本当はちゃんとした帯がいいのだけど、雨が心配なのと簡単につけられるので、ターコイズ色の麻の葉文付け帯を締めています。帯留は蜘蛛の巣の上の蜘蛛。

2015年7月 向日葵文の浴衣

大船鉾 宵宵宵山後祭、宵宵宵山。22時過ぎてから町を歩いてみれば、提灯を消している山も多く、しかし大船鉾が頑張ってくれていました♪
撮影だけだからと気楽に向日葵の浴衣を着て出て行ったの。実はコレ、ユニクロ製なんです。大量に売れ残ってセールにかけられていたけど、向日葵コレクターとしては見逃せなかった。だって、ただの向日葵じゃないから。中原淳一の絵だから。
黄色の帯じゃ子供っぽいし、どうしたものかと仕舞い込んでいたところ、今年、ラピス色の帯をみつけたので締めてみました。だから初お目見え。後ろはリボン結び。帯留はもちろん向日葵。

2015年7月 空色の流水帯

IMG_0811 流水宵宮祭で着た組み合わせで、西陣の「えんぎあん」へ。この帯は、こちらで頂いたので、締めた状態をお見せするため。
あれ?去年も観世水、持っていたでしょ。いえいえ、これは流水。色もあちらはターコイズに後から染めたもの、こちらは最初から空色の糸に銀糸の流水、しかも軽い。
仕立てる前は、ラピスラズリのように濃く美しかったけど、白い芯を入れたので、少し薄くなったかな。おかげで、コーデが難しいのなんのって。ちょっと安易とは知りつつ、祖母の上布なら拒まないだろうと、この取り合わせに。

2015年7月 前祭宵山&後祭山鉾建て、曳初め

IMG_0785浴衣芭蕉小降りになった宵山の夜。長刀鉾の日和神楽は、この浴衣で。さすがに巡行は土砂降りで、夏用パンツスーツの上からレインコートとレインパンツで追いかけました。
台風一過で暑い日が続く京都では、19日から鉾建てが始まり、20日はついに南北観音山の曳き初めとなりました。35.7度でしたが、風があったので、それほどでも。日傘も同じ黄緑。

2015年7月 神幸祭

神幸祭、毎年、花見小路で撮影しているんです。宮本組と久世駒形稚児、それに神輿をカメラに納められるから。雨の今年はまず、浴衣をたくしあげて、八坂神社石段下で神輿の差し上げを狙うつもりでした。
しかし、あまりにひどい土砂降りになったので断念。お茶仲間の夜の席@「ぎおん楽楽」を拠点に、お稚児さんと神輿だけ撮影することに決めたのです。
だったら、絽の着物の上からレインコートを着ればいい。当然、スサノオ・ブルーでしょ(コートもブルー)。というわけで、この取り合わせ。観世水の帯とあわせた絽の着物の文様は男性陣に好評。唐草のようにも見えるとのことで、僧侶の方にもお褒めいただきました。きもの写真は二週間前のもの。
久世駒形稚児は、長刀鉾のお稚児さんとは違うんです。神輿の先頭を行く。いつもは「一力」さんから強力の肩に乗って出てきて、四条通で馬に乗るのですが、。今年は、「一力」前で、馬にまたがりました。お神輿の写真は毎年撮影しているので、今年は上から。神さまを見下ろしてはいけないので、斜め後ろからのショットで。左奥は、歌舞練場。

2015年7月 アザミ文@祇園祭宵山 

祇園祭お茶会-150x150宵山に開かれる「一力」でのお茶席。台風のせいで、とても空いていたんです。地方からのお客さまが躊躇されたのでしょうか。
なんか顔がむくんでいます。前の晩、飲んだのが失敗。
着物は錦紗。地紋にさざなみと笹の葉。アザミの赤にあわせて、赤の絽つづれの帯。

2015年7月 夜の鷺に花火@祇園祭宵宵山

IMG_5601IMG_8774さぎ昼間だから暑そうかも、と迷ったけれど、花火の帯の生かし方として、この着物を試してみたかったのです。夜空に花火、に見えるかどうか。星空とも夜の川とも見える変わり絽は、七夕に使おうと選んだもの。裾には、白鷺の刺繍。鴨川の鷺と似ているでしょ。鷺は神輿洗のときに鴨川で見かけたんです。上前が風になびいて、透けるところが涼しげなの。糸も細くて軽くて、現代ものでは出せない ニュアンス満載。
でも、誰も着物に興味を示さなかった。京都受けしないのかなあ。