地球が怒っています

口永良部の火山噴火に小笠原諸島の地震・・・。地球が本格的に怒り出しました。

地震や火山噴火について、予知や勧告に頼っては駄目。人間が自然を支配できるなどという傲慢な考えは捨てるべきです。

私たちは火山列島で暮らしているのに、これまで快適な日々を送れたことが奇跡なのです。異常気象ではなく、これが本来の地球と考えるのが妥当です。

改めて自然と向かい耳を傾け、個人の直感を研ぎ澄ますことが大切なのです。

山の手空襲から70年

70年前の今夜、東京の表参道が猛火に包まれたこと、ご存知ですか。3月10日の「下町空襲」と区別して「山の手空襲」と呼んでいます。

表参道交差点の安田銀行(現みずほ銀行)の前には、黒こげの遺体が幾重にも重なっていました。他方、山陽堂書店に逃げ込んだ人々は無事だったという、まさに生死を分けたドラマがあります。明治神宮を目指した人が命を落とし、青山墓地に逃げた人々は救われています。

インタビューを重ねた私は、新潮文庫『ワシントンハイツ』第1章に、当時の状況を描きました。ここ数日、読み返しているのですが、我ながら涙してしまいます。

どうか今日だけでも、犠牲になった方々へ思いを馳せて下さい。できれば周囲の方々に、この事実を伝えて下さいね。原宿表参道をノーテンキに買い物して歩く若い人々にも。

改めて、ご冥福をお祈りいたします。

 

葵祭2015

IMG_7945●およよ正面IMG_7702●
今年の葵祭は、最後まで晴れていて、ほっとしました。遷宮の年ですものね。
IMG_8023●さいおうだい右は、朝10時半の出発を前に、待機している牛車@御所。日傘も禁じられている中での観覧は、陽射しが強くて大変です。

この後、行列は下鴨神社へ。路頭の儀一番の見所は、糺の森。木漏れ日の中を進む行列は、本当に美しい。ご一行はしばらく休憩して、上賀茂神社へと向かいます。左の写真は、下鴨神社で休憩する馬たち。IMG_8166


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でも、神事として本当の主役は、天皇の勅使なのです。右の写真は上賀茂神社での社頭の儀。昨年の勅使は若くてフォトジェニックでした。興味のある方は、2014年5月をクリックして確かめてみて下さい。

 

よもぎと菖蒲

IMG_7311昨日、菖蒲湯に入りましたか。邪気払いの菖蒲湯はマンション暮らしでも可能ですね。

かつて京都の商家では、菖蒲とよもぎを束ねて玄関の瓦の上に並べたものです。その光景を求めて老舗旅館を私が撮影していたら、自転車に乗ったおじさんも止まって、写メしていました。柊家さんと炭屋さんです。

このならわしのルーツも、賀茂くらべ馬にあるんです。IMG_7320●

桐の花を見たことありますか

IMG_7254藤の次は、桐です。

着物の文様によくみる桐の花。本物を初めて見たのは、上賀茂神社の境内でした。五月五日の賀茂くらべ馬の最中にぽたっぽたっと落ちてくるのです。IMG_7262

見あげると、立派な巨木。びっくりでした。

桐壺に藤壺。源氏物語は、まさに紫の物語なのです。そんな話を書いて『次の本へ』に寄稿しています。