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雨の茶事
朝起きたら雪が積もってました
冷凍庫のような冷たさ
事始め
今日は事始め。京都は12月13日からお正月の準備に入ります。花街では、お師匠さんのところやお茶屋さんなどに挨拶回り。
京舞の井上先生のお宅の前には、プロ以外にも、カメラおじいさん、カメラおばあさんが、びっしり。京都でも師走は歩くスピードが早い気がします。しゃかしゃか歩くお姉さんたちの撮影も簡単ではありません。足の形やお尻の位置の違いで、印象が変わります。勝手に撮るんだから、美しいショットでないと失礼ですよね。
祇園の後、先斗町を抜けてきたら、こちらでもご挨拶の舞芸妓さんたち。
祇園では虚無僧をみかけました。年末には托鉢で四条界隈を歩くとは聞いていましたが、遭遇したのは初めて。
夜、東急ハンズに行ったら、対面の長刀鉾の町会所からお囃子の音が・・・。
京都ゴルフ倶楽部
南座の総見 顔見世へ
永観堂で名残の紅葉
小雪舞う神在祭
翌朝は、神在祭。小雪舞う中、出雲大社拝殿にて執り行われました。
私たちはテントの中で拝見していたのですが、後方にいたので詳細は見えません。やはり太鼓の音などが独特です。
昨日の神楽殿での神迎祭では、全国の八百万の神々を先導する神使の龍蛇神を拝むことができました。素人目には、とぐろをまいた円錐状に固まった蛇に見えますが、神事の頃に沖縄の方から浜に流れついたセグロウミヘビを漁師が発見し、神社に奉納するのだとか。
ジミーさんとご両親の眠る「荒木家」お墓にお参りした後、駅裏の温泉に入って列車の旅。京都に戻りました。米子から岡山に向かう途中、山間部の雪化粧が美しかった。荒木家の生家を探し当てるために、3年前の夏に米子から何日も通ったことを思い出しましておりました。
未だの方はぜひぜひ買って、ご一読くださいませね。よろしくお願いします。
神迎えのため出雲大社へ
旧暦の神無月は、全国の神さまが出雲に集まり、会議を開くため、神さまが地元不在にすることから名づけられました。逆に出雲では、神在月と呼びます。
神さまをお迎えする「稲佐の浜」に、拙著『スウィング・ジャパン』主人公ジミー・アラキはGHQスタッフとして訪れています。私としては将来、 もしも文庫されることがあればぜひ加筆したいと、今年、はるばる出雲に出かけたのであります。
ところが、あまりの強風のため、まさかの中止。21年ぶりのことだそうです。たしかに、ここまでの風ではテントを張ることも篝火を焚くことも不可能です。神事は旧く小さな社で行われました。
その後、神楽殿(写真)での神迎祭に参列。驚きました。千家宮司(典子さまのお舅さんにあたる方)が入っていらした途端に神楽殿の空気が一変したのです。ヒモロギに宿った八百万の神々が続いたこともあるのですが、宮司さんのオーラは半端ではありません。地元で神さまと呼ばれているわけがわかった気がします。
ちなみに、ジミー・アラキ氏は、日本のジャズメンに当時、神さまと呼ばれていました。彼と出雲の関係は、ぜひ拙著をご高覧くださいね。
現段階では文庫化の予定はなく、神迎え神事のため、来年の再訪を考えます。