雨の葵祭@上賀茂神社

上賀茂神社では13時過ぎから本降り。おそらく路頭の儀(行列)は下鴨神社までで中止されるに違いないと思って待っていたのですが、なんと15時半過ぎに参進してきたのです。おそらく14時半にあちらを発つときには、降っていなかったのでしょう。加茂街道を北上する間に雨に降られ、皆さんびしょ濡れでした。

斎王代の腰輿(およよ)は、一の鳥居で降りるもの。お天気なら、そこからは斎王代は童女に裾を持たせて、歩いて参進するのです。そこが絵になって、人々の目を楽しませるのですが、今年は雨だったので、写真のように車輪の力を借りずに運んでいます。かなり重かったに違いありません。

 

雨の葵祭@下鴨神社

斉王代IMG_0842斉王代DSCN0083ご一行は下鴨神社に到着。途中で雨がばらつきましたが、それでも、斎王代が歩ける程度でした。一の鳥居の着いてからは、童女に裾をもたせて参進するのです。

葵祭は日本最古のお祭り。嵯峨天皇は最愛の皇女・有智子内親王を賀茂の社に奉仕させました。それ以来、内親王を斎王とした葵祭りは国を挙げてのお祭りとなったのです。

斎王代と「代」がつくのは、現在は内親王ではないから。戦後、京都で代々続く由緒ある家のお嬢さんが選ばれるようになりました。纏っているのはもちろん、十二単。垂髪に飾り金具は、金枝と銀の梅花で飾られた心葉をたてたもの。左右に垂らしているのは、白い組紐を蜷結びにした日蔭の糸。

左の写真、斎王代の腰輿(およよ)を抱えているようで、実は車輪がついているので、それほど難儀ではありません。しかし、上賀茂に着いてからは・・・。

この後、勅使が主役の「社頭の儀」が行われましたが、私は途中までで、上賀茂神社に向かいました。

 

雨の葵祭 御所を出発

牛車IMG_0750天候によっては雨天順延とされる葵祭。前日には、きっと順延に違いないと思い、15日には社頭の儀を観て、翌日に路頭の儀(行列)を観るつもりでした。朝6時に決定するのですが、まさかの決行に、びっくり。

左の写真は牛車が御所を出たところ。藤の花が飾られた牛車は、京都御所にのみ存在します。東京の皇居にはありません。水牛の曳き綱を持つ牛童がかわいらしい。ぎぎ・・・。玉砂利に軋む車の音が、なんともいいのです。

今年も招待席のチケットを頂き、向かって左の席。正直なところ、昨年の右の席のほうが写真のアングルとしては都合が良かったのですが、途中で雨が降り出し、あわてて和装雨ゴートとビニールのポンチョを纏った私でした。

 

2014年5月 取材には単衣の留紺お召しに綴帯で

DSCN0031葵祭に向けて、カメラを持って奔走するため、ずっと洋服にしておりました。報道陣に紛れると、顰蹙を買うからです。それでも神事となれば、せめて和服にしたいもの。そういうときは着物の色のトーンを落とします。
この日は下鴨神社の御蔭祭。御蔭神社から神さまを神馬にお乗せして下鴨神社に参進する神事です。あいにくの雨模様。比叡山の麓の御蔭神社から赤宮神社に向かう写真は昨年撮影したので、糺の森で東遊びを披露するのを撮影するために下鴨神社を訪れました。天気予報は雨。なのに、持ちこたえていたので、和服にした次第。
河合神社に着いた途端、スタッフが携帯で話す声が聞こえてきました。「切芝は止めて、舞殿になるのですね」。えー、がっかり。境内の中にある舞殿に変更するというわけです。
神馬によって御蔭神社から降りてきた神様が無事に神殿に遷られた途端、大粒の雨が振り出しました。100円ショップでゲットしたレインポンチョをかぶり、レンズを向けた私。
この単衣のお召しは袖丈が一尺五寸。母の若いころのものと思われます。綴帯は私のために用意されたのか母のものか不明。20代の頃、よく締めていました。京都でも可愛いと評判です。当時、これにあわせていた着物を遺品から探していますが、みつかりません。どこへ消えたのでしょうか。

移民1年に20万人計画は見直すべき

「今回のウクライナで、日本人、いろいろ学習できましたよね」

京都で暮らす40代の女性が何気なく、こう語った。

--そんなわけないでしょ。そこまでの想定力があったら、日本の将来万々歳。そうじゃないから心配なんです。

ウクライナ情勢で学ぶべきことは、大国の思惑で国家が分断される可能性があるということ。しかも、住民投票という、きわめて民主的な手法で。ロシアはクリミアをきっかけに東ウクライナを併合することを射程に入れているはず。それを、中国はじっくりと観察しているのです。

早晩、日本でも同じことが起こりえます。年間20万の移民を入れる計画は危険です。しかも「新移民」にまで「外国人参政権」を与えれば、「新移民」が集中した地域は、住民投票で日本から分離独立、「新移民」の母国に帰属が可能になるのです。最初の危機は沖縄に訪れると私は観ています。

移民受け入れには条件が必要です。まず1年に20万人は多すぎ。5年で100万人ですよ。移民の母国も多様であるべき。特定の大国から1度に数万人ずつやってきて過疎地で暮らせば、住民投票であっという間にその土地は日本ではなくなるのです。しかも、彼らは母国にいる家族をごそっと日本に呼び寄せるのです。外国人参政権も、昭和から日本で暮らした人々、あるいは30年以上日本で暮らした人々にに限定すべきです。

日本の若者だって非正規雇用なのだから、外国人労働者も5年限定でいいのではないでしょうか。あまりに優秀で、日本企業が正規雇用を考えたいのみ、その枠を広げればいい。あるいは、呼び寄せる家族の人数を限定すべきなのです。

毎年20万人も来られた折には、彼らが日本的価値やモラルに寄り添わず、日本人が欝になる可能性も覚悟せねばなりません。当然、犯罪者も大量に入国してきます。マフィアのような地下組織だけでなく、一見、普通の労働者のように見えて、実はグローバルな犯罪ネットワークにつながる人々も含まれるということです。日本の安全神話は飛んでしまいます。対岸の火事で眺めていた事件が、日本国内で起きるということなのです。人身売買やテロも起きるということです。

TPPより、はるかに危険な移民20万人計画。この動きに目を光らせることこそ大切なのです。

メキシカン@岡崎

ワカモレまたまたエスニック料理の話で恐縮です。

つい店頭に並ぶ朝堀筍を見ると買ってしまい、家で茹でて日々食べていたせいか、異国ものが恋しくなっている。というより、陽射しが強いと、暑い国の料理を欲してしまうらしい。

平安神宮近くの京都近代美術館のあと、歩いていたら、メキシカンを発見。無性にワカモレ(アボカド・ディップ)が食べたくなった。

インドネシア料理@木屋町三条

ナシゴレン京都にいると時々ジャカルタを思いだす。光の具合に何か似ているものがある。初夏、あるいは盛夏でもそう感じるから不思議だ。

下鴨神社での流鏑馬の後、バスで南下。京都木屋町三条で、インドネシア料理店をみつけました。samsama 。オーナーは20年近く日本にいるインドネシア人。

写真のナシゴレンとテンペ(納豆のようなもの)を食し、インドネシアの総選挙結果と来る大統領選挙について語り合った。

京都には4軒くらいあるらしい。また、来よーっと。

流鏑馬@下鴨神社 続き

★IMG_2732 若正面★IMG_2739 若★DSCN0100行列下鴨神社の流鏑馬を担ったは小笠原流。この美しい男性は若宗匠です。

流鏑馬の段取りがわからず、若の射る瞬間を逃しましたのは残念です。

ところで、流鏑馬の前の神事に向かう人々の中で、一人紅色の人がいます。彼は前原誠二議員です。先頭は堀場製作所社長。

 

 

菖蒲と蓬@端午の節句

屋根の上の菖蒲菖蒲湯2014菖蒲@神官菖蒲の少年たち馬の菖蒲1子どものころから日本にいるときは菖蒲湯を欠かさなかった私。でも今年の菖蒲湯は特別でした。上賀茂神社からのおさがり「菖蒲と蓬」を湯に浮かべたのです。これで5月の邪気祓い、完璧。

5月5日の端午の節句。端の午、つまり5月最初の午の日という意味でもあります。陰陽道としても、奇数が二度重なるので重要なのです。神官だけでなく、競馬会の馬も乗尻(騎手)も、菖蒲&蓬を腰につけています。

京都では、香りの強い菖蒲と蓬がセットなのです。『枕草子』には「節(せち)は五月にしく月はなし。菖蒲・蓬なるかをりあひたる、いみじうをかし」とあります。いまでも老舗によっては菖蒲と蓬を家の軒に挿して邪気を祓います。農家では、蔵の屋根の上にこれを置くことで、蔵を清め、五穀豊穣を願ったとか。今回は上賀茂神社の社殿の屋根だけなら、と撮影許可を頂きました(↑)。

上賀茂神社は来年、式年遷宮。これから本殿は檜皮葺き社殿の屋根葺き替え作業に入ります。いま神社に行くと、本殿に使われる檜皮に自分の名前を書くことができるので、ぜひお勧めします。

2014 年5月 葵祭「禊の儀」

禊の儀
この日は報道席から撮影したので、私は和服を着ておりませんが、和服好きには十二単の襲に興味がわくと思い、掲載します。
葵祭のヒロイン「斎王代」が手を清める「禊の儀」。昨年は下鴨神社、今年は上賀茂神社で執り行われました。写真は手を清めるところですが、人形に息を吹きかけ、奈良の小川に流す禊の作法が重要なのです。女人列の50人も人形を流しました。
ところで、斎王代は、「代」というくらいですから、本物ではありません。本来は内親王が奉仕されていました。戦後、葵祭のヒロインというポジションが生まれました。京都で代々続くお家のお嬢さんが選ばれます。芸能界のように、ぽっと出の女性が出るわけにはゆきません。
葵祭当日も、斎王代が一の鳥居で腰輿(およよ)を降り、左下のように童女に裾を持たせて歩いて参進するのですが、今年はあいにくの大雨。この日に撮影できて、本当にラッキーでした。ドロップのように色とりどりで美しい、女人たちの装束もお楽しみください。