カタクリ花の帯。先日、訪れた武田の薬用植物園にカタクリの花があるのですが、あいにくその日は雨だったために、花は開いていませんでした。そう、陽射しがないとずーっと閉じたまま。でも、晴れた日には、右の紫の花が帯の文様のように見事に開くらしい。
カタクリの花が開くタイミングは桜の季節なのですよね。これまで合わせるのが難しいと躊躇して箪笥にしまっていたこの帯。洗い張りして箪笥に入っていた祖母の花田色の紬を昨年仕立てたので、こうしてお目見えした次第。
月: 2014年4月
2014.04.09
講演を終えて
2014.04.09
昨日、大きな講演を終えて、ほっと一息。
2014年4月 誉田屋源兵衛×松井冬子@京都
2014.04.05
松井冬子×山口源兵衛@「誉田屋」本社
2014.04.05
御幸桜@六角堂
2014.04.01
2014年3月 京都の底力 薄物の染み抜きに成功
2014.04.01
薄物なれど、備忘録として掲載します。左は我家の押入れから出てきた上布。右は、祖母の押入れから出てきた越後縮。どちらも、古いからガンガンに入れて押入れに突っ込んだまま、何十年も風に当てられることなく放置された風。おかげで、茶色の染みが其処彼処にしっかりついていました。
東京で染み抜きに出したところ「出来ない」との答。暖簾にするしかないのかなあ、と諦めていたものが、京都では、しっかり落とされました。すごい技術。職人技です。いずれも2万円以上かかりましたが、上布でこのような文様が作られることもなく、技術的にも平成のいまは不可能なのです。だから、少々散財しても、どうしても袖を通したかった。この夏が楽しみ ♪。