京都五花街のひとつ宮川町。京おどりが千秋楽を迎えました。お茶会と同じ日。
京都御所のお茶会終了時には雨が降り始め、家に戻って着替えたのでした。当初より、さすがに中振袖は止めるつもりでしたが、晴れていれば、はんなり系を着る予定でした。しかし雨なので、ハネが目立たない黒にしたというわけです。家にあった、この着物に(サイズが)合う襦袢が、舞妓さん風でもあり・・・。
藤の鉢植えは、坂田藤十郎丈から。この3日後、東京の歌舞伎座で観た曽根崎心中では、舞台の背景にたわわな藤がつらなるのを見て、妙に納得。藤十郎丈ですものね。
お茶席のお皿は後ほどアップしますね。
月: 2014年4月
続いてはイタリアン
昨夜のワインでグルングルン、二日酔いモードになっていたのに、今宵はイタリアンレストランへ行ってしまった私です。
大使館御用達のこのお店には、白人客が多いのですが、日本の某政治家が、若い女性が座っている席へ。どうみても、ラブの空気はなく、知り合いのお嬢さんを就職先のお世話をしたくらいの感じかなあ・・・。
2014年4月 京都御所「拾翠亭」へ中振袖で
穀雨、そして復活祭ののこの日、京都御所にある拾翠亭でのお茶会に招かれました。ここは、かつて九条家のお屋敷だったのです。
いい歳して中振袖でもいいでしょうか、とあらかじめご亭主にご了解をとりつけておりました。 過去に東京で2度、パーティで着ていますが、お茶席で着てみたいと考えていた着物です。藤もスミレもぼたんも芙蓉も菊も葉鶏頭も描かれ刺繍されている百花繚乱。復活祭にふさわしいかも。でも、実際の花々が美しいこの季節のお茶席には華美すぎる。淡い色の付下げにすべきではないかと当日まで迷いました。
お菓子やお軸、花器など若手クリエータによるお茶席と聞いていたので、伊達襟もつけず、帯も袋ではありません(つづれではありますが)。少しレトロな空気を楽しみたいと考えました。この着物に乗せて合う袋帯は、濃い色しかなく、春には重い感じがしたのです。お薄席の後、別の茶室も見学させて頂き、にじり口にて撮影です。
実は箔が落ちてきそうだと指摘されて、お金をかけて直しを試みています。それに、この着物サイズに緑の襦袢を新調したばかりだったのも、この着物を着たかった理由のひとつ。過去は成人式の本降り袖の襦袢を折って着ていたのですが、振袖は襦袢を折ると目立つので。
袱紗は紫根染。草履は成人式の時のをぜんやさんで鼻緒だけ取り替えたもの。髪の三つ網カチューシャは便利。ウクライナの元首相のティモシェンコ女史的に見えるのに抵抗がありますが、最近、NYではこのスタイルが流行っているようです。
エンジン01教育委員会
京都御所「拾翠亭」にて
秘密の花園「原谷苑」
仁和寺室生桜の「落下さかん」
2014年4月 秘密の花園「原谷苑」にて
2014 年4月 仁和寺の三室桜「落花さかん」と御衣黄
2014年4月 枝垂れ桜?と鳥の帯 on 大島紬
京都の桜は種類が多いので、まだまだ楽しめます。左は御所、右と(左下も)上賀茂神社の斉王桜前にて。
紫の帯を捜し歩いて、出会った帯。ゴールドで描かれているのは枝垂れ桜の葉と思うのですが、柳かもしれず、微妙です。8色の桜の花と鳥が描かれているので、3月4月に締める帯ですね。
パステルの大島は、クリーム地に青、緑、紫。防水加工して雨コートにするつもりで購入しましたが、大島でこの色使いはめずらしいから着物で着るべきとの声に押され、着物状態です。袖幅など私サイズではないので油断すると袖口から襦袢が少し出たりするのですが、仕立て直してまで着続けるかどうか考えあぐねているところ。
この日、京都は26℃。この暑さに、ひんやりする大島はとても便利。鴨川沿いも半木の枝垂れが一部葉をつけながらも、美しく咲いておりました。