年末の仕事の掲載誌ご紹介です。
平凡社の「こころ」には「平成の顔」として勘三郎さんのことを、「東京人」へは皇居界隈を歩き、陸軍の残像について寄稿しています。
「ナイルスナイル」は市販されていませんが、もしもお手元にあれば、ぜひご高覧ください。最初はインタビューだけでしたが、結局、六本木を歩いてコメントしています。占領期とその後少し、です。
年末の仕事の掲載誌ご紹介です。
平凡社の「こころ」には「平成の顔」として勘三郎さんのことを、「東京人」へは皇居界隈を歩き、陸軍の残像について寄稿しています。
「ナイルスナイル」は市販されていませんが、もしもお手元にあれば、ぜひご高覧ください。最初はインタビューだけでしたが、結局、六本木を歩いてコメントしています。占領期とその後少し、です。
久しぶりの東京。母の命日は17日だが、その日は京都で取材なので、墓参。いつものことながら、墓石の上に鳥の糞を発見。掃除を終えてから、父のためにビールミニ缶を供え、相伴する。
その後、美容院へ。やはり生田の霊園から小伝馬町は果てしなく遠い。テレンス・コールマンさんにカラリングしてもらい、3色のグラデーションに大満足。
寒い。氷のように冷たい風が頬を打つ。
誉田屋さんを覗いたら、新年の展示会。目に毒。やはり、ここの帯はいい。
18時半ころ、宮川町の恵比寿神社と八坂神社の恵比寿さんに参拝。福笹を買って鯛や俵を吊り下げていく。縁起物はすでに家にあふれているので、私は参拝のみ。案外すいていると思ったら、四条通から下ってくる、会社帰りに参拝する人とすれ違う。平日だもの、そうだよね。
今日は原稿書き。途中、食事に誘われ、あるレストランに行く。忙しい方なので、このタイミングを逃すと、次はいつになるかわからない。途中から窓越しに雪が舞い始めた。
明日の朝は寒いよね、きっと。
あいにくの雨。さすがに和服は避けた。鳥のさえずりの代わりに、雨音を聴きながら、神事に参列するのも風情があっていい。
正月初卯の日に卯杖(うづえ)を奉る初卯神事に参列した。卯杖とは、平安時代、宮中で邪気を祓うものとして用いられたもの。空木(うつき)を2本合わせ山立花と石菖蒲・紙垂などを挟んで日陰蔓を飾っているらしい。
神事としていろいろな神社で神事として定着した時期もあったが、いまは上賀茂神社でのみ卯杖神事が執り行われる。しかも、朝、神殿にささげた卯杖を宮司が自ら東京に皇居に届けられるのだそうだ。
こんなに邪気祓いをしているというのに、気まずくなることが続いている。なんでかなあ。天中殺月だからかな。
今年も裏千家の初釜式にお招きいただきました。立派なお席に加えていただき、感謝感謝です。
朝一で美容院に行き、初釜式のための着物モードに整え、まずは上賀茂神社へ。今年は森口華弘さんの訪問着を選びました。
七日は人日節句。年初めの節句としてお祝いされてきました。同時に除災もなされ、そのために七草粥を食すのです。上賀茂神社では、白馬節会(あおうまのせちえ)にも倣い、神前に七草粥をお供えして、神馬を神殿前にお連れして、馬には大豆が与えられました。白馬節会とは、年の始めに白馬(青馬)を見ると一年の邪気が祓われるという故事に則った宮中の儀式です。境内では七草粥がふるまわれ、私たちも白馬を拝みながら、いただきました。
こうして十分に身も清められ、裏千家の今日庵へ。大樋長左衛門さんと久しぶりにお話できて、嬉しかったです。べにや無何有のご主人ともご一緒しました。
そのあと、京都に来てから親しくなった方へ、出産のお祝いに伺いました。子育てママ用のフェイラーバッグとよだれかけ。我ながら、なかなか良いチョイスです。
エジプト、シリア、イラク、それに中央アフリカ、スーダン・・・。中東とアフリカでは紛争が絶えないというのに、日本はなんと長閑な正月だろう。週明けには日経平均株価が数百円上がりそうな予感がする。
1月4日は下鴨神社で毎年、蹴鞠初めが行われる。昨年は雪が舞っていたが、今年はなんと暖かいのだろう。昨年の経験によれば、最初に行くと混んでいるので、人々が飽きて去ったころの後半戦に訪れることにした。
だが、この暖かさ。人が減ることはなく、老若男女を問わず、カメラや携帯片手に撮影モード。後ろからでは手を伸ばすのがやっと。ピントをあわせるところまでは無理。まあ、雰囲気だけでも押さえて、立ち去ろうとしたころに、次回のブラジル大会で使われる公式ボールを用いて、蹴鞠にトライするとのアナウンス。人々がどっと押し寄せて、またまた私は群衆の後ろへ。
この計らいはブラジルのテレビ局の番組のため。蹴鞠はサッカーにつながることや、日本サッカー協会のマークが八咫烏であることにも関係している。ボールをたくみに扱っている青年は有名な選手らしい。アメリカのテレビ局が連れていたようだが、アナウンスからはよくわからなかった。
最後は甘酒で締め。ガールスカウトの女の子たちが甲斐甲斐しく働いていた。着物は赤地に黒と鼠の幾何学文様のお召。この後、八坂神社に行き、四条通の鞄屋で金色の馬のストラップを買ったところ、店員のお姉さんが「めずらしいね」と話しかけてきた。てっきり防寒用アザラシの草履のことかと思ったら、着物の文様のことだった。