文楽と歌舞伎

早いもので、5月も終わり。今月は、国立劇場で文楽の「曽根崎心中」を観て泣き、歌舞伎座で「京鹿子娘二人道成寺」を観て息を呑んだ。玉三郎と菊之助、なんと形容すればよいのやら。観ることが出来た幸運に感謝します。

貧困スパイラル対策

昨日、NHKで貧困スパイラルの話。

以前から提案しているのだが、日本で生まれた子どもは公立中学までは身ひとつで教育を受けられるようにすればいいと考えている。制服も給食も遠足もすべて無料にし、希望者には夕食も支給すれば、母親は残業も可能になる。学校では教師の負担は増やさず、行政がそうしたスタッフを地域から雇い入れれば、雇用促進にもつながる。学校が無理なら、児童館でそうした食事のサービスを提供するのも一案である。

妻を偲ぶ・・・

みのもんたさんの奥様 法川靖子さんの一周忌が、都内のホテルで開かれた。

靖子さんと親しかった方々を招いての会。もちろん、それはご夫婦一緒に仲良しだった人々ということである。若いころからの仕事関係の方々もいらして、みのさんの成功は夫婦二人三脚だったことが伝わってきた。

会場には、パネル大のご夫婦2ショットやご家族の写真が壁一面に飾られ、あたかも額縁のように野花があしらわれ、夢を見ているような空間だった。会はみのさんのあたたかい司会で進行されていくのだが、皆さんのコメントで、靖子さんの人柄、ご夫妻の歩みが浮き彫りとなった。

「お別れしたくありません」という、告別式の日のみのさんの挨拶も、こうして偲ぶ会を開く心遣いも、世の妻たちが先立ったときに夫にしてもらいたい最高の愛情表現ではないだろうか。故人を多くの人々が想いだし偲ぶことこそ、本当の供養だと私は考えている。

 

三船祭

葵祭が東の祭りなら、西の祭りは三船祭。船上で芸能を奉納する祭りは芸能の神さまとして芸能人が訪れる車折神社のお祭りです。

京都はあいにくの雨。神社から神さまを連れ出す段階で雨が降り始め、ご一行が船着場に行くまでの行列は中止。いきなり渡月橋からの船出となりました。

三船祭 神楽の船全体観賞用に屋形船に乗れるのだが、揺れるのと進む方向が定まらず、撮影は難しいものがあります。

船を下りてから大粒の雨に変わり、岸で撮影した神楽の写真(左下)には雨がくっきりと写っているくらいです。

神楽アップ1

神楽2

御蔭神社

今日は御蔭祭。比叡山の麓にある御蔭神社から下鴨神社へ神霊をお迎えする神事です。箕が得神社を出発した後、赤の宮神社へ寄り、下鴨神社へと向かったのでした。

御蔭神社を出発★

足沙式、雨龍図、そして雷


若冲帯 モノクロ絣若冲帯★5月5日の競馬会に先立ち、上賀茂神社で足沙式(あしぞろえしき)が開かれました。

洋服にするかどうか迷った末、前に雷の描かれている雨龍図の帯を締めていきました。上賀茂神社は賀茂別雷神社(かもわけいかづち)ともいわれ、雷の御神威により、あらゆる災難からの厄除でも知られているからです。

その後に寄った誉田屋源兵衛さんのところで、この写真が誕生しました。たまたま訪れていた玉利カメラマンがこの文様に惹かれてシャッターを切ったというわけです。モノクロ写真、いいですね。陰影を計算されての作品、さすがです。この写真は、オリンパスギャラリー大阪(本町)で展示されるそうです。「オリンパスペンEES・オリンパスボディキャップレンズ作品展」(今年8月1~21日(10~18日休館)。

DSCN0199ん★

本番の5月5日には、装束が違いますので、そちらもあわせてご堪能ください。