特定の花が描かれているわけではないので、桜が終わったころに便利な着物です。似たような色使いの帯を合わせてみました。桜の名残であるピンクがミソ。
帯揚げは、タイシルクの桜色と空色を重ねています。前回のコチニールの花織の帯で受けた指摘を反映して、帯締めを帯と同色にしています。なるほど、柄が生きますね。
東京にいると、この色使いに抵抗があるものですが、京都だと評判がいい。柄×柄を着こなしてこそ、という目線もあります。
この組み合わせで新しい歌舞伎座へ。すでに開場前に内覧して感動を覚えた私としては、敬意を表して訪問着で行きたいところ。しかし、その後に出席したエンジン01の総会では仰々しいので、小紋にした次第。第二部を終えて外に出たら、光が足りなかったみたいです。暗いけれど、アリバイ写真ということで掲載します。
2013年4月 名残の桜、葺落四月大歌舞伎
2013.04.13