フォークランドと尖閣問題

  フォークランド諸島の住民投票のニュース、尖閣の問題とあわせて注目しています。アルゼンチンがフォークランドの領有権を主張し始めたのは、周辺海域で石油や天然ガスなど海底資源の存在が確認されたから。「大陸棚」の権益を主張している点も中国と似ています。
 フォークランドの人々はイギリス領有維持を選びましたが、中国はこの例を徹底的に検証しているようです。住民投票をトレンドにできるのであれば、将来、米軍基地なき後の沖縄で住民投票を行うことを前提に、いまから大量の中国人を沖縄に移住させて、彼らに中国帰属を選ばせることを狙います。基地問題を論じるときは、そこまで考えておく必要があります。

2013年3月 遅咲きの梅、梅文の帯

八坂神社201303北野天満宮の梅、今年は遅咲きのよう。こちらもつられて、3月なのに梅文の帯を締めたくなりました。でも、梅園は16時で閉まり、中に入れず・・・。
京都では、春のライトアップと「伝統産業の日」キャンペーンがほぼ同時に始まりました。日中は八坂神社のこの舞台(右)で舞妓さんたちが舞いを奉納しているらしい。夜は東山界隈で花灯路と称し、此処彼処に灯篭があしらわれ、風情が増します。中でも魅力的なのが石塀小路。人がいなければ、歩くだけで幻想の世界へ誘われます。散策するうち、浜作ではライトアップ期間限定で、サロンで天丼を頂けるとの表示を見て、2階へ。サロンの名にふさわしく、ライブラリーのような空間に、ソファとバーカウンターがあり、ゆったりとくつろげる。写真は化粧室の前。壁紙が面白い。
雲取りの中に青海波と菊があしらわれた小紋は、母の晩年のものと思われます。、初めて袖を通しました。梅文の帯はかわの屋さんで。先日観た文楽の八重垣姫は、こんな感じの帯を締めていました。

2013年 水仙の帯@伊右衛門カフェ

いえもん★
京都の室町三条で、前を通るとつい、ビールを飲みたくなるのが、伊右衛門カフェ。プレミアムモルツ生のハーフ&ハーフは、絶品です。軽い一品料理をも注文し、一人で過ごせるのがいい。京都や着物の本が備わっているのも魅力です。
前回の紬に、水仙の帯を合わせました。帯はネットで買ったもの。年明けから水仙は花屋さんに並んでいます。子どものころ、ヒヤシンスやチューリップ同様、水仙を育てるのが好きでした。香もいいので、つい切花も買ってしまいます。

雨乞祭

京都にも黄砂がやってきた。比叡山がなんとなく霞んで見える。国際会館の駅からタクシーに乗ると、運転手さんがマスクをつけた。「京都は杉が多いんでね。毎年、苦労するんです。でも、2月10日から4月初まで。そこさえ我慢すれば・・・」

貴船神社の雨乞祭を拝見。水の神様を祀る貴船神社では、農耕作業の始まる時節を前に、今年一年の天候(晴雨)の順調、適度な雨の恵みと五穀豊穣を祈念する。洪水も駄目、日照りも駄目。ほどよい雨の恵みを、ということらしい。

神職たちが太鼓や鈴・鉦鼓などを鳴らし「雨たもれ、雨たもれ、雲にかかれ、鳴神じゃ」と唱えながら、神前に供えた御神水に御神酒と塩で清めた水を榊につけて天に向かってまくというものだ。

ふと気づけば、山は杉だらけ。さすがの私もくしゃみを3回ほど。夕方になって10回。ユーカリのアロマオイルを鼻にあてて、どうにか切り抜けた。

 

桃花神事@上加茂神社

上加茂神社の桃花神事に参列させていただいた。今日も小雪が舞う。桃と辛夷の花、そして草もちを本殿の御内陣に奉られる。

3月3日は五節供のひとつ、上巳の節供(じょうしのせっく)。そもそも、古代中国において、3月初めの巳の日を「上巳」といい、この日に川で禊をして身を浄めるという風習があった。

写真は以前にもご紹介した我が家の雛飾り。昭和8年生まれの母のものを受け継いだのだが、今年は人形のみを飾った。よって、過去の記録なれど、お披露目します。

 

 

流し雛

冷たい小雨が舞う中、上加茂神社の流し雛を観にいく。

小学校に上がる前の地元の園児が交通安全を祈願しつつ、雛を流す。お雛様は水に溶ける素材。あっという間に溶けてしまう。

京都の子どもたちがうらやましい。幼いころの神社での経験が、漢方薬のようにからだに染み込んで、神社参拝の習慣や感謝を捧げる気持ちが身につくのだろう。

 写真は溶けるお雛様、下は大人が流したもの。溶けません。