まさに花冷えの日。あまりの寒さに、つい黒い着物を選びました。六角堂の御幸桜は私の一番のお気に入り。昨年撮影した右下の写真のように美しいピンクになるのですが、未だ白のままでした。
カテゴリー: 秋尾沙戸子のきもの適齢期
「きものを着たい」と思った時が適齢期。形見が舞い込んだ時、海外暮らしを終えた時、日本人の心を確かめたくなった時――。ワシントンDCでの中年留学を機に始めて18年。祖母・母・娘と三代続く着道楽の血が騒ぎ、粋に着こなしたいと奮闘中。失敗例も含め、適齢期を迎えた方々のヒントになれば幸いです。
京都での10年を歳時記にまとめた『『京都で、きもの修行:55歳から女ひとり住んでみて』が世界文化社より出版。日々の着こなしの写真は、インスタグラムに掲載。
2013.03.26
2013年3月 木蓮に小鳥の帯
2013.03.25
2013年3月 遅咲きの梅、梅文の帯
2013.03.11
北野天満宮の梅、今年は遅咲きのよう。こちらもつられて、3月なのに梅文の帯を締めたくなりました。でも、梅園は16時で閉まり、中に入れず・・・。
京都では、春のライトアップと「伝統産業の日」キャンペーンがほぼ同時に始まりました。日中は八坂神社のこの舞台(右)で舞妓さんたちが舞いを奉納しているらしい。夜は東山界隈で花灯路と称し、此処彼処に灯篭があしらわれ、風情が増します。中でも魅力的なのが石塀小路。人がいなければ、歩くだけで幻想の世界へ誘われます。散策するうち、浜作ではライトアップ期間限定で、サロンで天丼を頂けるとの表示を見て、2階へ。サロンの名にふさわしく、ライブラリーのような空間に、ソファとバーカウンターがあり、ゆったりとくつろげる。写真は化粧室の前。壁紙が面白い。
雲取りの中に青海波と菊があしらわれた小紋は、母の晩年のものと思われます。、初めて袖を通しました。梅文の帯はかわの屋さんで。先日観た文楽の八重垣姫は、こんな感じの帯を締めていました。
2013年 水仙の帯@伊右衛門カフェ
2013.03.10