日本が発信すべきこと

中国の国連での反応は想定内。日本人が彼らに品格がないと批判したところで、中国は着々と国際世論を味方につける策に出る。アフリカの国々は中国からODAを供与され、経済危機のスペインも中国の支援を受けている。ほかの国の人々は尖閣の歴史を知らないのだから、声の大きい方に耳を貸す。

いま日本がやるべきことは、冷静に国際社会に向けて日本の貢献を発信すること。平和憲法を持ち、核武装せずODA外交を続けた日本の存在がアジア地域の発展・平和につながったこと、中国の空港が日本の経済援助で造られたことも発信すべきだ。中国の若者たちは、そうした事実を知らされていない。twitterより

       

子どもたちの領土問題

以前、父親の仕事で中国の学校に通った日本の少女は、韓国から来たクラスメートから「竹島は韓国のもの」と喧嘩を売られた。知識のない日本の小学生は戸惑うばかりで同意しなかったところ、ひどい苛めにあった。あげく「竹島は韓国のもの」と認めて、苛めが止まったという。

「お母さん、尖閣は中国にあげちゃえばいいのに」と自分の子どもが言い出したと日本の母親が言う。中国で愛国教育を受け、いまは東京の公立校に通う中国人クラスメートと喧嘩したくないからだ。領土問題を知らない日本の子どもたちに、大人は何をどう教えたらいいのだろう。 Twitter

反中デモは得策ではない

昨日、東京で反中デモがあったようだが、絶対に止めるべきだ。相手の土俵に乗ってはいけない。海外にその映像が配信されれば、中国が国際世論を盛り上げるのに有利に働く。何より、海外にいる日本の子どもたちが、学校で中国の子どもから報復を受ける。野田総理の作った導火線に油を注ぐのは止めよう。 Twitterより

総理は戦争を避けられる人に

自民党総裁候補たちの話は落ち着いて聞ける。もちろん異議もあるのだが、2世3世も捨てたもんじゃないと思わせる。できれば311の時、自分が総理だったらどうしたかも語ってほしい。未曾有の災害時に国民を守る決断力があるか、隣国との戦争を避ける頭脳があるか、が総理に求めるポイントだ。

日中関係をこじらせた民主党の責任は大きい。一触即発、一つ間違えば戦争への導火線を作ったのは911に尖閣国有化を閣議決定した野田総理だ。しかし、話をじっくり聞けば、安倍さんも石破さんも、その小さな火に油を注ぎそうで危険な要素はある。

かくなる上は、日本国民は戦争だけは避けたいと心から念じることしかない。戦争になれば、何が起きるか、ぜひシミュレーションしてほしい。『ワシントンハイツ』の最初の3章には、空襲の実態を書いた。『スウィング・ジャパン』では、アメリカ国内で親中・反日の空気が作られていく過程を書いている。ぜひ読んで欲しい。戦争をなんとか避けたいと思うはずだから。

お彼岸に日本の無事を祈る

「暑さ寒さも彼岸まで」とは、よく言ったもの。秋分の日の朝は、さすがに汗ばむことなく、さわやかに目覚めた。今日まで無事に生きれこられたことを、ご先祖さまに感謝。名古屋まで行けないので、せめて東京近郊にある両親のお墓参りに出かけることにした。

その前に、自宅の神棚の榊を買おうと青山墓地下の花屋を訪れたら、墓参の人々でごったがえしていた。かくも多くの人々が先祖供養をしているかと思うと嬉しくなる。私がこの花屋で榊を買うのは、ここの榊が特別だからである。青山墓地は明治政府が神道のために造った墓地。だから、お墓にお供えする榊がたくさん仕入れられ、質が違うのだ。

こうやって皆がご先祖さまに思いを馳せることで、日本が再び戦渦に巻き込まれないよう守ってもらえるといいなあ、と私は心底考えている。だが、他方、青山にはこんな光景もあった。

乃木坂駅の近くの青山公園。この小さな公園が日の丸で埋まっていたのは、右翼系の人々の集会が開かれていたからだ。いまにも中国と戦争をしそうな勢いである。しかし、この中のどれほどの人が知っているのだろう。その公園の向こうに米軍のヘリポートがあることを。

もしかすると、日米安保があるから、この場を選んだのだろうか。日本の右翼が親米だから米軍施設は歓迎なのか。しかし、本当に愛国なら、戦争を避けて、国土と日本人の命を守るのが筋ではないのか。戦争をした結果、待っているのは、日本民族の血が耐えることと国土の荒廃しかないことを、わかっているのだろうか。

対中国ということでは、日米関係は大切だ。しかし、日中が戦争をして本当に喜ぶのは、アメリカとイギリスであることを忘れてはならない。ロシアはもっとしたたかに漁夫の利を狙っている。

 

小沢一郎さんはどこ?

日中関係がこじれた折、小沢一郎さんは、どこで何をしているのでしょう。習近平氏を無理矢理、天皇陛下に会わせたくらいだから、中国へのパイプはあるはず。東日本大震災の折も、同じ疑問を抱いた。東北出身の彼が、なぜ何もしないのか、と。国難のたびに姿を消すのは、怪しいのか、単にズルいのか。(Twitterより)

 

国際世論をかためる中国

中国は着々と国際世論を味方につける策に出ている。訪中の外国首脳には会談中に、温家宝氏も欧州の講演で、尖閣問題に触れている。尖閣についての小冊子まで中英日三ヶ国語で制作し、配布中。国連では、アフリカなど途上国にODAを供与している中国の影響力が大だから、数の上では日本はかなり不利。(Twitterより)

報復に備えるイスラエル

イスラエルでは、政府がイランを軍事攻撃する可能性が高まり、報復に備え、市民に防毒マスクが配布されている。核シェルターが使用できるよう整備しているとか。アメリカを巻き込むために大統領選前を選ぶとの説も。

対岸の火事と見てはダメ。反中感情の果てに戦争になれば、日本にも同じことが降りかかる。だから、なんとしても戦争だけは食い止めねば。

中国からの撤退

イオンは中国の日本人社員に家族の一時帰国を指示。でも、アメリカ企業はもっと決断が早い。米ホーム・デポ、中国の店舗事業撤退 7店閉鎖し850人解雇  :日本経済新聞 http://s.nikkei.com/Ovkgqv  (Twitterより)

こういう事態になれば、邦人の命は守りきれないもの。個人レベルでのイジメも発生するので、子どもたちは日本に戻すのが賢明である。

総理の想定力は権力闘争から生まれる

テレビをつけて画面に映った男性のアップ。報道ステーションのコメンテーター、今日はグッチ祐三さんなんだ、と思ったら、民主党の原口総裁候補。うーん、沖縄から中継で、かりゆしには見えない、派手なアロハ風のシャツを着ていたせいもあるのだが。

それにしても、報道ステーションの野田総理、聞けば聞くほど、最低!と思ってしまう。中国の反発覚悟で尖閣「国有化」を閣議決定したが、ここまでとは想定していなかったという。相手の出方を読めない平和ボケの「お稚児さん」に、日本を任せるのは、もう終わりにしたい。そもそも民主党に1票を投じたのは誰?

とにかく日本の政治は、日本の国民の命を重んじる人に任せたい。想定力と洞察力は、日本国内で緊張感を持っていれば、必ずや身につくもの。国内政治があまったるいから、こうした事態を招く。日本の権力闘争は、もっと厳しくあるべきだ。ころころ総理が変わるうち、皆、麻痺しまった。少なくとも、20世紀までは、そうした緊張感が日本の政財界にはあったのだが。