2012年6月 シーサーの帯

シーサー帯シーサー帯
サントリー美術館に行くのに、沖縄らしい装いといえば、やはりシーサーの帯しかありません。6月だからと、この組み合わせで家を出たのですが、それまでの用事が長引いて、開館時刻に間に合わす、アリバイ写真は諦めました。記録だけ残します。
着物は貝紫です。吉岡先生のお父様の帝王紫の帯とあわせて購入したものです(2009年10月参照)。顔うつりはいいのですが、仕立てが私のサイズではないので、身幅が大きいのが悩みです。
7月に入ったら、サントリー美術館には何を着ていけばいいのでしょう。ミンサーの帯を締められないし、困りましたね。着物だけ絽にしても、さすがに7月だと帯に透け感が欲しくなります。こんな日のために、シーサーの帯留があってもいいかもしれません。

2012年6月 芥子の花

ポピー@ソファ1洋服でもポピー柄を選んでしまう私。母の遺品にも、ポピーはたくさんありました。こういうところで、DNAの強さを痛感します。興味のある方は、右上のcollectionのワードローブをクリックして、覗いてみてくださいね。
この単衣の着物は母の形見ではありません。5年ほど前に「かわの屋」さんで一目ぼれ。6万円くらいだったと思います。
でも、帯が難しいんです。茶か緑で涼しげなものに合わせようと箪笥に入れたまま眠らせていました。でも一昨年、ついに「みとも」さんのセールでこの帯を見たとき、鮮やかなポピーが頭に浮かんだのです。実物は、もっとゴールドやブロンズが光っています。
ずーっと原稿+校正で引きこもっていた反動もあり、メニコンプレゼンツ「本能寺が燃える」@セルリアンタワー能楽堂に、この着物を着てでかけました。本当は、もう少しシックな着物がふさわしく、この色使いはパーティ向きなのですが、単衣が着られる季節はあと1週間。秋に着るわけにもゆかず、これを逃せば、来年の6月まで待たねばなりません。派手と知りつつ着用した次第。帯留は翡翠の龍。今年の干支にあわせました。

2012年6月 新刊プロフィール写真

7月18日に出る新刊『スウィング・ジャパン』のプロフィール用の写真撮影。新潮社のカメラマンに撮ってもらいました。母の江戸小紋の絽に、誉田屋さんが老齢の帯職人に織らせた「雨あがり」を締めています。正面はアザミしか見えませんが、青空のような帯締めと帯揚げが効いています。編集者の好みで、本カバーの袖に使われるものは真顔ですが、笑顔分のデータを手に入れたら、ここにアップしますので、お楽しみに。

2012年 迎え梅雨

草履カバー1 雨の日に下駄を履くと疲れてしまうのです。だから、私は専ら草履カバーを用います。荷物になっても、これを鞄にいれておけば、大丈夫。ヒールがあるので、よほどの土砂降りでなければ守れます。ほら、有ると無いとでは、こんなに違いますよ。足袋カバーもあったほうがいいけれど。
ところで、この草履はぜん屋さんで買ったムガです。履いてしまえば、鼻緒以外、白のエナメルが際立つばかり。ムガの帯と合わせてみたいと思いつつ、それはこの夏の課題です。

2012年 五月雨傘

和柄傘 最初に出会った和柄傘は、こちら。手に入れたのは1年前の5月。洋服でしたが、小松空港に降り立ったら、恐ろしいまでの土砂降りで、金沢駅のコンビニで買ったものです。風も強かったので、24本骨に惹かれて購入。淵の白い部分は、絞り染めのようになっていて、和柄があるなんて、さすが金沢と感動したものです。が、全国展開なのですよね。 天変地異の続く昨今、傘は骨の数が決め手です。さしてみると、蛇の目のようで、満足です。