今日は夏越の大祓。14時に明治神宮の大祓式を拝見した。『ワシントンハイツ』を上梓して以来、できるだけ明治神宮に足を運ぶようにしている。
その後、愛宕神社で茅の輪くぐりをした。愛宕神社や品川神社のような高い場所にある神社を訪れるたびに思う。自分が歩いている場所はかつて水の中にあったのだ、と。地震と洪水が交互に来るなど自然災害が続けば、ここも水につかってしまうに違いない、私たちが快適に生きられらのは、つかの間のチャンスだったのだ、と。そして、生かされていることに感謝をする。
そして、六本木の出雲大社に向かう。大祓式は終わっていたが、若い神官たちが竹に短冊を結んでいた。聞けば、これは七夕飾りだけであり、翌日から人々の願い事を短冊に書いたものを受け付けるのだそうだ。
もちろん、私も願い事を書きに行くつもりだ。新刊『スウィング・ジャパン』が注目を集めるように祈願する。なぜなら、評伝の主人公ジミー・アラキの父親は、ハリウッドの出雲大社の布教師だったからだ。大勢の読者との縁を結んでもらうつもりである。