近所の立寒椿のつぼみが、そろそろ開きそうな気配です。二月堂のお水取りには少し早いですが、紅椿の帯を締めたくなりました。
そうなんです。この帯を見た途端、頭に浮かんだのは、東大寺修二会の紅椿。一目ぼれです(@乙女屋さん)。
椿文は刺繍帯ではめずらしくありません。以前に手に入れたものは、ざくろ文とのリバーシブルでした(2006年4月を参照)。これは、萌黄色の地に真紅の椿が魅力。でも、紅が強すぎて、あわせる着物が難しい。地が淡朽葉色の紬にと思ったら、紅ばかりが際立って困りました。そこで、濃藍色の母の結城にあわせてみました。帯締めは他の色がよいかもしれません。
光沢のある素材はすべるので、紬がよろしいようです。少なくとも自分では締めやすい。句会のときに、どちらも光沢があってすべり、途中で緩んできました。
2012年2月 そろそろ紅椿を
2012.02.12