電力に頼らない過ごし方

節電でビルの中も涼しいだろうと思いきや、テレビ局も図書館も、いずこも暖かすぎて、びっくりする。もう少し温度を下げてくれないかな。外に出たときの寒さが倍増してしまう。それに、節電はもういいのでしたっけ。

家ではできるだけ暖房をつけないようにしている。起きてすぐ、鍋に水を入れて火にかける。水蒸気で部屋が暖まる上、乾燥から肌を守ることができるからだ。

書斎ではデスクが窓際にあるので、寝袋が大活躍。下半身をその中に入れてコンピュータに向かう。よく言えば人魚、あるいは半身みのむしといったところか。

だが、これがとてもいいのである。ひざ掛けをかけたところで、足首は冷えるし、ふくらはぎの側から冷気がくる。四方八方ダウンに足が包まれれば、頭寒足熱、原稿もはかどるというわけだ。

とはいえ、そろそろガスファンヒーターの準備がいるかもしれない。エアコンは乾燥する上に風があたるので好きではない。プラズマクラスターの加湿機能つき空気清浄機をつけても、いまひとつ。こういうとき、やっぱり床暖房がほしくなる。

節電から離れるが、寒くなると、つい水を飲む量が減ってしまうという問題がある。夏は水でデトックスに成功。体重を3キロ落として喜んでいた。ところが、ここへ来て、0.5キロ増えている。脳が疲れてチョコを食べたり、夜中に何かつまんだり、引篭もり執筆者として太る要素をあげればきりがない。ブルーベリー黒酢は、暑くなければ飲む気になれず、何か冬場のデトックス対策を考えなければいけない。