丸善丸の内店の松丸本舗に、『ワシントンハイツ』が並んでいるというので、昨日、編集者が写真を撮って送ってくれました。
女優の杏さんが推薦してくださっています。ラジオでも取り上げてくださり、感謝感激です。お目にかかるチャンスあれば、お礼を申し上げたいのですが、まずはブログ上で。
杏さん、ありがとうございます!
若い方々にぜひ東京の歴史、いえ戦後日本の原点を知って欲しいので、杏さん世代が読んでくださると、とても嬉しいです。
丸の内にお越しの際は、ぜひ覗いてみてくださいね。私も参ります。
会津エンジン06を終えて、東京に。会津との縁は長いが、今回は講師全員、交通費も宿泊費も自腹を切っての参加だった。
1)安全の世界最先端技術。志村史夫さん、今川憲英さんと。
2)野田内閣は日本を復興できるか。佐藤正明さん、船曳建夫さん、菅家前会津市長と。8月まで市長の座にあった菅家さんの話は、国との関係を浮き彫りにして興味深かった。
夜は地元の方々との食事会「夜楽」。講座の話もさることながら、夜、地元の人々と話ができて、震災から8ヶ月の難しさを痛感した。会津は被災者を受け入れる側。いろいろ本音が聞けて、良かった。彼らが疲弊しないように政府は未来像を明確に示すべきだと思うのだが、これについては、後に考えをまとめて記したいと思う。
こんな形でしか恩返しができないけれど、会津に行くとほっとできる。
郡山へ向かうバスの中で太く大きな虹を見た。七色がくっきり・・・。
金曜日の夕方、耳のむわっとした感じがひどくなったので、夜まで開いている耳鼻科にかけこんで診てもらう。聴力には異常がなく、外耳道の軽い炎症が原因かもいしれないと、抗生剤の点耳薬を処方してもらって帰る。指摘された患部と、しびれを感じる箇所が違いすぎて、耳の感覚は不思議だ。外耳道に意識を持っていけば、なるほど、そのあたりが痛くてジンジンしていたのだと思えてきた。
それよりショックだったのは、午後に聞かされた健診結果のほうである。コレステロール値が高いのだという。昨年までパーフェクトだったのに、なんでやねん。
説明をしてくれた先生がきく。バターは? お肉は? たまごの黄身は?・
バターは直接口にせず、お肉は鶏が中心で、牛を食べることは少ない私。なにより、大震災以降、放射能への警戒から、昆布と納豆を中心の食生活。外食のときのみ、肉類たまご類を頂いているのに。
では、運動はどうですか?
そういえば、今年は昨年ほどには歩いていない。駅からも図書館からも30分歩くのが当たり前だったのに、こちらも放射能と炎暑を避けて、外を歩くことがほとんどなかった。うーん、放射能とコレステロールのどっちが怖いか。まだ寒くないうちは、意図して歩こう。
と思っていたら、広島県北部で震度5の地震。昨日の茨城での震度5を思うと、やっぱり歩くのに臆病になりそうな私である。
皆が騒ぐことにはつい冷めてしまう天邪鬼の私だが、ブータン国王ご夫妻だけは別。お二人のお姿に、久々心洗われた。
福島を訪れた国王の、子どもたちへのメッセージも興味深い。
【龍は一人一人の心の中にいる。その人の「経験」を食べて成長する。だから、私たちは龍を大きく強くするよう自分でコントロールして生きなければいけない】。
子どもたちが311以降受けた言葉の中で、最も格調高かったのではないか。意味がわからずとも、お二人の品格ある立ち居振る舞いに何かを感じとったはず。
そういえば、ブータンの国旗の真ん中には「龍」がいる。来年は壬辰歳。龍の国の国王が日本を選んでくれたのも運命かもしれない。感謝感謝である。
元旦に我が家に届く年賀状に、ブータンの国旗を印刷した葉書きが一枚くらいありそうな予感・・・。
歯科医に電話で尋ねたら、額関節症の可能性は少ないという。昨日、以前より予約が入れてあった整体院に行ってみたが、特に異常はない。やはり耳鼻科に行くしかない。明日は区の健診の結果が出るので、あわせて耳鼻科を覗いてみるしかないか。
原稿を書きたいので、病院で待つ時間がもったいないのだが。
鼻がおかしいのでアロマオイルを吸うようにしていた。続いて気管支がくすぐったくなり、咳が出始めた。いよいよ私の体内にウィルスが上陸か。負けてなるものか。
折りしも昨日は薬膳ランチ。高麗人参ジュースで元気になれるかもしれない。結果、今日は咳が止まっている。精神的に暗示にかかっただけかもしれないが、高麗人参ジュースを飲むと、手足が暖かくなることは確かである。
来る11月9日に、アメリカで国家緊急警報システム(EAS)の初の全国テストが行われるという。テレビやラジオなどすべての通信が3分間停止。シャットダウンとなるらしい。
さすがシミュレーションの国、などと単純に感心してもいいものか。予行練習には意味があるはずだ。たとえば、NYのオキュパイ・デモが全米に広がり、暴動鎮圧のために非常事態宣言。「セキュリティビジネス」の時代へとつながるのかもしれない。
現在、日系アメリカ人が強制収容所に送り込まれるところを執筆している私としては、どうしてもこれが他人事には思えないのである。
しかも、この日は宇宙の動きからNASAが何やら警告している日でもあり、22年前の1989年11月9日は、ベルリンの壁が崩壊した日。この日付が偶然であることを祈るばかり。
インタビュー取材で高野山に行っていた。折りしもダライラマ師が来日して高野山大学の連日講演会を開いていた。インタビューの翌日、拝聴させてもらった。第一部は「仏教と科学」という切り口で茂木健一郎さんが科学者二人とダライラマ師の間を仕切っていた。第二部は仏教について、きわめて専門的な話で、しかし、興味深かった。
この手のシンポジウムは通訳を介すので時間のロスが生じ、後に出版されたものをじっくり読むのが賢明である。だが、ダライラマ師のご尊顔を直接拝したのは初めてで、生の声を拝聴する、その経験こそに意味があった。
インタビューの終わりに、今年の正倉院展では蘭奢侍(らんじゃたい)が観られると聞いた私は、奈良まで足を伸ばして実物をしかと見届けてきた。
お香に興味のある人なら一度は見たい「蘭奢侍」。もちろん聞香できれば望ましいのだが、国宝とあっては、それもかなわない。なにせ天下統一の銘香”と謳われたこの香木を、過去に足利義政・織田信長・明治天皇が切り取っている。展示では誰がどの部分を切り取ったかも、示されていた。「蘭奢侍」の文字の中に、「東大寺」の3文字が隠されているのも興味深い。
今回の展示、本当の目玉は金銀鈿荘唐大刀のようである。手で握る部分は木製で鮫の皮を巻き、鞘も木製で動物の薄い皮を張り、漆を塗って動物や草花を金の蒔絵で描いて射る。部分的に銀製鍍金(ときん)の透かし彫り金具をかぶせて、水晶や色ガラスの玉をはめ込んでいる。これまた美しいのである。
正倉院展のためだけに奈良に出向くのは難しい。こういうとき、関西在住の人がうらやましいと思う。