チュニジアの政変では興奮した私。現地に行って取材したいとうずうずしたものが、エジプトとなると、消極的。急進派イスラームのテロの多いあの国で、混迷する空気の中に飛び込むことには、二の足を踏む。もっとも、原稿をあれこれ抱え、講演の仕事を受けているので、この時期、日本を離れるわけにはいかないのだが。
それにしても、ずいぶん大勢の日本人観光客がカイロの空港にいるというので驚いた。500人が空港で足止めを食らっているのだという。アメリカ人にいたっては、千人以上いるらしい。中国政府も、飛行機を飛ばして、邦人国外脱出を促すらしい。テロの危険のある国にかくも大勢。みな勇気がある。
日本政府もチャーター機を飛ばし、早めに国外に救出したほうがいい。