砂の畑

 

 丹後には砂地の畑がある。なかでも手をかけた農家の作物は、とりわけ美味。そういえば、三浦半島でスイカや大根が育てられているが、あれも砂地の畑産なのだろうか。写真の上は白菜、下は大根。                        

和久傳の森

2007年の植樹祭に参加した話は、「週刊ポスト」のコラムに書いた(アーカイブズにアップしている)。それから3年半で、あの小さな苗がかくも大きく成長していたのだ。ちょっと感激。宮脇昭先生の経験に照らしても、かなりめずらしいという。

久美浜湾@丹後

かぶと山から久美浜湾をカメラに収めた。湖のように静か。丹後では蟹が有名だが、ここでは、はまぐり、あさりなどの貝類が豊富に獲れるという。ちりめんに隠れて見逃されてきた丹後の魅力のひとつである。

丹後の可能性

丹後から京都まで戻ってきた。これから東京に向かう。

丹後における農業の取り組みなどを取材。安心、安全、そして美味しい野菜や米を作ることに情熱を注いでいる人たちに話を聞き、日本の食の未来に光をみつけた思いだ。

ネットにつなぐ環境になかったので、少しずつ紹介したいと思う。取材に差し支えない範囲ではあるが。

楽書会書展

池袋で開かれている「楽書会展」に行く。私は今日の受付担当だ。その後があるので、着物は諦めた。

今年は『歎異抄』を書いた。親鸞没後、弟子が書いたもので本人筆はなく、蓮如の写本を臨書した。カタカナを筆で書いたのは初めてである。微妙は行間の空き具合も、蓮如のを踏襲している。

12月1日から5日までは京都展が開かれる。会場は京都市美術館別館。会場が広いこともあり、そこでは、自作の俳句を表装したものも展示される予定だ。

師走かと思った

きのうは、師走のような一日だった。

午前中は文部科学省の会議。一番町の日本学術振興会で。午後の仕事のために、和服着用。その後、メールのやりとりで手間取る。

タクシーで文化放送へ。移動中におにぎりを食べる。一番町のファミリーマートの混雑ぶりに驚く。オフィス街のコンビニの昼の光景なのだろう。

安藤和津さんの番組に出演。収録なので、時間を気にせず話す。台本の最後に着物とあったので、和服姿。このために早起きした私である(写真は後ほどアップします)。

その後、一度帰宅して、洋服に着替える。バンコクから日本に来ている女性とそのご家族との夕食会。夜中まで話が尽きない。

「禁帯出」を手に入れたとき

アメリカに行く前に得た朗報は、上智大学図書館内の研究所で「禁帯出」のシールが貼られていた資料が、除籍となることだった。研究所が手放すのだから、現役も卒業生も、それを自分のものに出来る。 

「禁帯出」の資料は、図書館内でコピーをとらねばならない。膨大な量なので、その作業を想像しただけで、気持ちが暗くなっていたところだ。それを持ち帰ることができることがどれほど有難いか。 

昨日は昼間、薬膳の食事会に出席し、その後、上智大学に出向いてスーツケースに入れて、持ち帰った。

 さてさて、アメリカでスキャンあるいはコピーしてきた資料とあわせ、どうやって読み込むか。ここからが大変である。

お洒落でお茶目な先輩たち

今日は奥谷禮子さんの還暦の祝宴。このために早々に帰国した私である。

ご本人がお着物だろうから、逆に洋服がいいのではないかと黒のワンピースででかけてしまった。だが、林真理子さんが少し遅れて黒の素敵な和服姿で現れた。「絶対に着物で来るようにとオクタニさんに釘をさされたから」とおっしゃる。そうか。和服が多いほうが祝宴が華やいだか、と少し反省。雨だったことも着物を止めた理由のひとつだ。いかん、いかん。そんなことでギブアップすれば、たちまち歳をとる。

その後、ミッドタウンの「21 21」にでかける。ミヤケイッセイさんの世界を浅葉克己さんがデザインされているからだ。題して、「Reality Lab  再生・再創造展」。お二人とも、こういう場面だと一段と若々しく艶っぽく映える。

還暦以上なのに、お洒落でお茶目な先輩たち。私も将来、あああらねばならぬ。

@ワシントンDC 3

日曜日は買い物デー。インドネシアから異動してきた外交官とランチをとり、待望の化粧品を買いに走る。メイドインNYなのだから、ここで買うに限る。ワシントンDCの税金は6%。LAより安い。ここでは、フレンドシップハイツのニーマンマーカスにしかないのが玉に瑕。

Trader Joes で見かけた芽キャベツ。枝ごと売られていて驚いた。日本でも最近はこうして売られているのだろうか。

さすがに一人では残りの日程でここまで消化できないので、私は購入せず。オーガニックのにんじんジュースとアボカドで充分。ワインは買わずにブルームーンビールを補給。

そういえば、サマータイムは昨日で終わり。こういうときは、勝手に変更してくれる携帯電話の時計が便利である。

@ワシントンDC 2

国立公文書館が水曜日から金曜日の3日間、21時まで開いてくれるようになり、リサーチする人間には嬉しいかぎりだ。一方で、21時まで拘束されるとなると、人に会ったり、買い物をしたり、日用品を調達したりするのに、困難な日々が続いている。土曜日の夜か日曜日に集中させるしかない。

同じ国立公文書館でも、日系人の資料はワシントンDCの本館、占領期の資料は、そこからシャトルバスで1時間弱の別館にある。その使い分けをしつつ、議会図書館にも足を運ぶ。まずは資料請求をしておいて、次の建物に移るという、離れ業をやってのけなければならない。

読みこむ余裕はないまま、すばやく価値ある資料をみつけてコピーをする。それがワシントンDCでの日課である。