2006年4月 国立劇場へ

日舞の発表会を観にいくのに着用。パーティで着ることを意識して、「いその」のセールで購入したのですが、この日初めて袖を通した次第。色がぴったり来るのがこの袋帯しかないのですが、できれば、簡単に結べる名古屋帯で、若緑か水浅木の無地がほしいところです。裾回しも綺麗な水色にしてあります。長襦袢はピンクでも水色でも大丈夫なのが嬉しいです。

2006年4月 柘榴、椿、南天

帯は「かわの屋」さんで手に入れた刺繍のアンティーク。色使いが気に入りました。今回は柘榴文にしましたが、椿文+南天文がリバーシブルで楽しめます。色あわせからいっても、山葵色のぼかしの紬がぴったり。
この紬の着物は、祖母の押入れから反物として出てきたもの。「本場結城紬」と烙印されていたのに、実はその表示は嘘。調べた結果、隣町の石下で織られた物らしいといわれたものです。、
紬なら単衣でも4月から着られると聞いて着用しました。ところが、襦袢が出てきてびっくり。寸法を指定より長く仕立てられたことが判明して仕立て直しに出しました。

2006年4月 菜の花文@祝宴

「一穂堂」10周年記念とお茶会に菜の花の訪問着を着用。利休忌も過ぎたことなので、菜の花でも許されるとおもったのですが。この訪問着は「青山みとも」のセールに朝一にでかけ、8万円台で購入したもの。残念なのは仕立てが私のサイズより大きく上がってきたこと。来年の春までに仕立て直さねば。
帯は「一穂堂」でみつけた「誉田屋」の帯。紐やチェーンが通してあるのが魅力です。伊達襟と帯締め、帯揚げを松葉色にすると、きりっと締まります。

2006年3月 結婚式&披露宴

祖母の一周忌も無事に終わり、晴れておめでたい席に出られる身分となって最初の結婚式には色留袖を着用。
この色留袖は、帯を締めたあたりより上が柳色で、下が萩色というか石竹色というか・・・。そこに菊づくしの見事な刺繍が広がっています。
世田谷にある「いその」のセールで衝動買いしたのだが、五つ文にしたので格が高すぎ、着る席が限られることになってしまいました。龍村の帯は母が嫁ぐ時に選んでくれました。

2006年3月 朝まで生テレビ

「朝まで生テレビ」20周年のパーティほど、着ていく服に悩んだ会はありません。番組を立ち上げた名プロデューサー日下雄一さんが1月に他界され、偲ぶ会と合わせてのパーティとなったからです。お祝いとお別れ。正反対の趣旨が同居する会ではどちらに合わせて着物を選べばいいのか。出席した女性の多くが悩んだと言います。最初は不祝儀にも着られる淡い藤色のぼかしにトクサ文の帯か、地味な花柄に不祝儀の鼠色の帯を締めようかとも思ったのですが、もしも洋服で出席するなら何色を着るか、自分だけ浮かない色は何かを考えたあぐねた結果、このアジア太平洋賞の授賞式で着た黒地の赤白の絞りの訪問着(2000年11月でも紹介)にしたのです。赤が入ることが偲ぶ会で失礼かどうか悩ましいところですが、会場にいらした女性の多くは、黒地のスーツに真っ赤をさし色にした出で立ちだったので、ほっとしました。トクサ文様の帯は母のもの。

2006年2月 エンジン01@会津

「エンジン01文化戦略会議オープンカレッジinあいづ」には着物で参加。往復は大島にジャズの帯を締め、シンポジウムでは大樋さんとの対談で着た母の着物とトランプの帯を着用しました(昨年の11月で紹介)。夜は地元の人々との懇親会「夜楽塾」。会津大学の池上学長と猪瀬直樹さんご夫妻が一緒でした。参加された方の一人はお着物好きで、袖からのぞく襦袢と帯が同じトランプ柄であることに気づいてくれました。一番嬉しい瞬間です。

2006年1月 シクラメン

昨年末に仕立て変えた母の大島です。緑の文様がめずらしい黒の大島ですが、これは昭和 40年頃までの技術なのだそうです。子どものころ、母がこの大島を着ていた姿を私がはっきりと覚えているくらいですから、遺品を整理した時点で、裾廻しは擦り切れ、胴裏のシミも目立ちました。どうせ裾廻しを新しくするのなら、目の覚めるようなエメラルドグリーンを、と捜し歩きましたが、既製の裾廻しは渋い色ばかり。昔バンコクで買ったタイシルクのハギレをあてようかと思ったり、アンティーク着物の一部を使えないかと探したり、ずいぶん時間をかけてはみたものの、これという色に出会えません。ため息をついていると、ある呉服屋さんが大日本印刷の色見本を出してきて、私の指定した色で試し染をしてくれたのです。思ったとおりの色が出たのでお願いしたところ、これが私のイメージそのもの。今年になって何度も着ていますが、行く先々で評判です。かなり満足。母のシクラメンの帯が一番しっくりきます。

2006年1月 日本の真髄「ニッポンの色」

2月末に出る『ノーブレス』4号の対談で着用。これは現代物なので、母が自分で購入して着ていたのでしょう。濃い紫の地に季節を問わない花が美しく描かれています。桃色の帯は、ペルシャ文様のようですが、おそらく祖母が嫁入りに持たせたか、昭和 40年代までに買って渡したのでしょう。何にでもあうので非常に便利。こういう帯を緑とか水色とかで持ちたいと思っていますが、みつかりません。川島織物のカーテンに帯にしたくなるような素敵な文様があるのですが、いずれもポリエステルで、すぐに擦り切れると展示場の人に言われてしまいました。この帯を締めた時にはブルーマリンのピンクのバックを合わせています

2005年12月 クリスマス

白地のクリスマスの帯を捜し歩いて、ようやく見つけたのが、この帯です。「エンジン01」の集まりで、林真理子さんと南美希子さんから特注品かと聞かれましたが、これは既製品です。サンタなどの刺繍がしてあるのに、10万円未満で購入。これに合わせる着物は、手持ちのものなら、母のターコイスブルーの鮫小紋か今年衝動買いしたクリーム地の紬。帯揚げはエメラルドグリーンの絹の布をあてています。真紅の帯締めか、アメリカで購入したクリスマスリースをイメージしたブローチを帯留め代わりにしてグリーンの帯締めにするかは、その日の気分です。お食事にでかけた先でも若い女性に人気があります。