2020年6月 疫病退散の装い 赤のお召しに龍文の帯を締めて

きのうの朝、東京より帰洛。

桜の季節に自粛を強いられ、気づけば、夏。京都は31度でした。

6月再開の月釜に伺うのに、単衣の装いと楽しみにしていたら、この暑さ。絽を着たいけど、あかんやろなあ。

新幹線の中では額アジサイ文の小紋をイメージしてたが、柔らかものは暑く感じられ、疫病退散の装いに切り替えました。終わったあと、南禅寺前のブルーボトルコーヒーへ。暑すぎて、アイス以外、考えられなかった。チコリの何かが入ったのをオーダー。

和服は、赤のお召しに龍文の帯。バッグについているのは、疫病退散グッズ。伊勢の木札、八坂・疫神社の茅の輪、そして、象牙でできた紙垂。揺れることで、祓われるのです。

葵祭 路頭の儀 2018

コロナ禍で中止となった葵祭・路頭の儀。斎行されれば、こんな感じでした。斎王代を中心に、2018年の写真をアップ。京都御所を出た後、下鴨神社の糺の森、二の鳥居で輿から降りて徒歩。境内で使と宮司による社頭の儀をご覧になります。休憩されたあと、加茂街道を北上して、上賀茂神社の一の鳥居をくぐられます。二の鳥居をくぐって神さまにご挨拶した後、再び勅使が祭文を読み上げるのをご覧になられます。祭文は、上賀茂神社に収められます。その後、馬が駆け抜け、これこそが葵祭(賀茂祭)の真髄なのですが、その写真は、また後で。

 

中村軒にて、端午の節句文の帯で、いちごのかき氷

端午の節句--。

一昨年だったでしょうか、桂離宮近くにある中村軒に展示されていたものをスマホに収めていました。

かき氷が美味で有名な中村軒、4月は、いちごのかき氷が頂けるのです。本当に、いちごの味がするので、美味この上ない。来年、お試しあれ。

私の帯は、兜と馬が描かれています。

葵祭「禊の儀」2014の記録から

禊の儀
この日は報道席から撮影したので、私は和服を着ておりませんが、和服好きには十二単の襲に興味がわくと思い、掲載します。
葵祭のヒロイン「斎王代」が手を清める「禊の儀」。昨年は下鴨神社、今年は上賀茂神社で執り行われました。写真は手を清めるところですが、人形に息を吹きかけ、奈良の小川に流す禊の作法が重要なのです。女人列の50人も人形を流しました。
ところで、斎王代は、「代」というくらいですから、本物ではありません。本来は内親王が奉仕されていました。戦後、葵祭のヒロインというポジションが生まれました。京都で代々続くお家のお嬢さんが選ばれます。芸能界のように、ぽっと出の女性が出るわけにはゆきません。
葵祭当日も、斎王代が一の鳥居で腰輿(およよ)を降り、左下のように童女に裾を持たせて歩いて参進するのですが、今年はあいにくの大雨。この日に撮影できて、本当にラッキーでした。ドロップのように色とりどりで美しい、女人たちの装束もお楽しみください。

桜の記録:将軍塚へ、枝垂桜と鳥の帯を締め、PRADAのバッグを携えて

マスクをつけて、将軍塚の青蓮院門跡へ。4月に入ってすぐ。枝垂桜、ちょっと早すぎました。が、人が少ないせいか、桜が元気でした。

笹が地紋の空色の色無地に、枝垂桜と鳥が刺繍された帯。今回は、桜色をアクセントしたコーデにこだわりました。

一昨年の記録 トランペットの帯@清水寺

2018年6月、清水寺で「清水寺世界友愛100本のトランペット」という催しがありました。全国からトランペッターが100人集まり、演奏するというものです。

その司会を仰せつかった私。数日前から39度台の熱が出て、本番をどうにか切り抜けるのが、やっとでした。

トランペットの帯。きものを始めた初期に、佐賀の島内さんから買いました。雑誌で写真を見て電話をし、振り込んで送っていただいたのでした。

文化庁の宮田長官に、ご挨拶は短めにとお願いしたところ、ほとんどこの帯の話で終わってしまいました。車の中から、この帯を締めた女性を見た、などなど。最後の写真は、第二部の座談会の模様です。

先月の記録です @又兵衛桜 枝垂桜文の帯で

遡っての記録です。宇陀の又兵衛桜をようやく拝むことができました。枝が柔らかくて、やさしい感じの桜です。

自粛モードなれど、決して少なくない人数が集っていて、見学客なしで撮影するのは至難の業。人の流れが切れたとき、瞬時に立って撮影。柵が邪魔だとか言っている余裕はなく。単なる記念撮影となりました。

帯は枝垂桜に鳥の文様です。