重陽の節句と烏相撲

奇数(=陽)の最高数「9」が重なる重陽の節句は、厄払いの日。菊のお酒をいただいたり、菊の露を含んだ綿でからだを清めたりするのです。写真は昨年のものですが、今年も上賀茂神社では菊酒がふるまわれました。

菊酒@重陽の神事-150x150IMG_8451

だから、菊の文様なんです。上賀茂神社での「重陽神事+烏相撲」には、菊かヤタガラスをまといたくなる。でも、9月9日ではあまりに暑い。どうしても、絽を選びたくなる。この日は斉王代とその関係者も列席されるため、結果的には、はんなりの着物で正解だったのですが。

烏相撲は、上賀茂神社のヤタガラス伝説と、不作をもたらす悪霊退治の信仰である相撲、宮中の相撲の節会があわさって出来たものだと言われています。刀根が烏飛びなどの作法をして、子どもたちが相撲をとるのです。個人情報の保護から、写真はアップ できないのが残念です。IMG_8466 立砂

IMG_8481斉王代 烏相撲2014

下鴨神社で観月を楽しむ

IMG_8402十五夜の今日、友人にいざなわれた下鴨神社での「お月見茶会」。お茶会は脇役で、本当の趣旨は、

IMG_8447十五夜2014五穀豊穣、天下泰平を祈願しての雅楽や神楽を奉納、「名月管絃祭」でした。なんだ、秋草の着物でなくても良かったのだ、と思いつつ、しかも、境内の賑わいが嬉しいような煩わしいような・・・、しかし、親しい友と月を眺める幸せに浸った夜でした。

皆さんとご一緒したので管絃祭の舞台進めず、写真は、鳥居越しの十五夜と観月の室礼です。IMG_8430

 

 

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スコットランド人がNHK朝ドラヒロイン

18日の住民投票で、スコットランドが英国から独立すれば、世界史の大転換、大事件です。その直後に始まるNHK朝ドラは、スコットランド女性が主人公なんですよ。この偶然、どう捕らえたらいいのやら。住民投票について日本で報じられない上、朝ドラの番宣がなされていないことも、なんだか不気味。

代々木公園は元「ワシントンハイツ」

デング熱で注目を浴びている代々木公園は、戦後すぐから東京五輪まで、米軍家族住宅「ワシントンハイツ」があった場所。焼け野原に立ち現れた青い芝生と白い家々のアメリカ村は、日本人の衣食住をアメリカ化するための発信基地でもありました。ぜひ新潮文庫『ワシントンハイツ』を読んでみて下さいね

上七軒ビアガーデン

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京都の五花街・上七軒のビアガーデン初体験。歌舞練場のお庭で、舞妓さん芸妓さんがサービスしてくれる。

7月1日スタートで、特に夕刻から始まる第一部は連日、いっぱいだったという。祇園祭とまったく被るため昨年も足を踏み入れないまま。今年は8月に来ようと企てていたのに、矢のごとく時が流れ、9月5日の最終日を前に、あわてて駆け込んだというわけだ。

サントリー・ザ・プレミアムモルツだったので、ハーフ・アンド・ハーフをオーダー。二部構成の20時半から。ビールには少し涼しかった。

審査会

地方の時代映像祭の第二次審査@東京。放送部門の最終審査は大阪で。

これからはケーブル・市民部門の応募番組を見る日々が始まる。

免許更新、和久傳、祝宴

写真 1免許更新の手続きプラス講習会の後、読売新聞からの丸の内フリーバスに乗車、東京會舘へ。これが無料とはありがたい。

小学館ノンフィクション大賞の祝宴にはまだ時間があったので、丸の内和久傳茶菓席に寄った。大好きな「笹ほたる」が売り切れだったので、いちじくゼリー「朱玉」を頂き、きくらげを買って帰る。

祝宴では、東京女子大の同窓生ながら初対面のエッセイスト平松洋子さんとお話した。思ったとおり、素敵な女性だった。

 

再開発の東京で育つのって

先日、耳にした「お小さい方々(女子)」の会話@外苑西通を千駄ヶ谷駅に向かう都バスの中。

「ほっともっとなんて、ここに前からあったっけ?」

「ないよ。18日オープンって書いてあるじゃん・・・。街がどんどん変わっていくね。前に何があったか、わからなくなる」。

 外苑西通を走るバスには、慶応幼稚舎に通う男女をよく見かける。いかにも受験のためにお勉強しました風でこまっしゃくれた会話をするお小さい方々が多いのだが、どうやら、この2人は違うようだ。制服を着用していないのと夕刻であることから、そう考えた私は、思い切って声をかけた。 

2人は小学1年生、6歳の女子だ。自分は友達の家にいたが、いまはスイミングプールに向かう途中で、お母さんは車で現地に直行しているという。素直にのびのびと育っている感はあるものの・・・

・・・なんだかなあ。この大人びた会話。再開発ラッシュの東京で育つのが、いいのか悪いのか。複雑な心境になりました。

 

 

八月納涼歌舞伎

写真 2八月納涼歌舞伎第二部。三津五郎さんの「たぬき」を観るため、千秋楽の歌舞伎座へ。

4月は日舞の復帰でしたが、今回は芝居の主演。続いて第三部の冒頭に舞踊。1ヶ月通すのは、体力的にも大変だったと推察します。すばらしい舞台でした。無事千秋楽を迎えられて、嬉しく思います。おめでとうございます。

京都から和服を着て新幹線で移動。帯が苦しいかと思いきや、まったく気にならず。PCに書き物をしていて、前のめりだったからでしょうね。